
定休日明けの水曜日。
デンソー製660ccインジェクターが届いた

早速交換してみることに・・・
・・・と、先日、以前新品850ccインジェクターを取り付けられた際にOリングの位置調整をしてないと思ってたが、ちゃんとフライス加工してありました

この作業をされた方の名誉のために訂正しますm(__)m
じゃなぜ漏れたのか、改めて検証してみた。850ccと純正550ccのOリングは上側は一緒で下側が5mmジャストか5mm以上高さが違う。加工デリバリーは3mm弱落とし込んであるよう・・・でもまだ2mm程度高さが違う。でも下側の高さをあわせると上側が間違いなく漏れる。だから今回のはもしかしたら個体差の組み合わせが原因か、若しくはOリング自体の原因だろうと推測される・・・。こんな微妙な調整を現物合わせでやるぐらいなら、デリバリー加工無しでOリングの位置だけ変えるか2重がけするかしといた方が仮に漏れてもOリングだけ疑えば済むだけマシな気もしてきた
それから、インジェクターは点検するのに噴射テストはちょくちょくするが、850ccをプライマリーに使うとどうにもフィーリングが良くないのとアクセル完全オフから一気に踏み込む場面でやはり危険なシチュエーションは避けられない(吸気温度など外的要因で程度はマチマチ)という考えで、どの程度噴霧状態が違うか、2つ並べて噴射させてみたのがこちらの写真

オシッコみたいに一直線に噴いてるのが850ccで拡散して霧状で噴いてるのが今回使う660cc

メーカー資料で確認したり、インジェクター噴射量テストで同種のインジェクターの噴霧状態は見ることはあるが、違うインジェクターを並べるとこんなに違うモンかと改めて驚いちゃった
見た目どおり850ccは吸入気とうまく混合してくれないから、アイドリング~低速域(低負荷域)はA/Fはめちゃめちゃ濃くなる

しかも燃料マップでいくら噴射量(時間)を減らしても薄くならないのがその証拠

A/Fを薄くするには無効噴射設定を変えるしかないけど、コイツでA/Fを薄くするよう調整すると、ほぼ確実に高負荷域でエンジンは瞬殺です

でも450馬力かもうチョイのパワーを狙ってノーマルのまともなレイアウトでインジェクター交換するなら、850cc×4本の吐出量が必要になる。しかもセッティングしてみるとインジェクター噴射率は簡単に100%近くになります・・・。これは混合気がうまく作りにくいということは当然完全燃焼しにくくなる方向だから、未燃焼ガスが多く排気に含まれることになり、セッティングは結構濃い目にしないといけなくなるから

トータル1700cc程度のインジェクター噴射量が必要なら660cc+1000ccにする方が間違いなくイイ

高くつくのと、エアポンプレスが前提になるからあまりオススメできないけど・・・

やっぱり、燃料系のチューニングは大容量なインジェクターや高性能ポンプに頼らず、システムで考えてレイアウトしてやるのが僕はベターだと思う。だから今回の車両もRポンプ1基とプライマリー660cc+セカンダリー純正850ccで余裕で足りる予定
んで、660ccに交換してみて、まるきりノーマルと同じというわけにはいかないけど、800rpm以下のアイドリングでも、音も回転も負圧も安定している

無効噴射時間設定も多少濃くなってもラグを減らす設定にしてもA/F12.5:1程度で制御できる

だからアクセルの反応はノーマル同等かそれ以上

しかもマップ(基本噴射マップか補正マップ)で減らせばA/Fもちゃんと変化してくれるからグ~

ノーマルエンジン+ノーマルインジェクターでも軽量フライホイールや軽量ツインプレートなど装着すると、A/F13.0:1より濃い目の方がアクセルレスポンスや安定性が向上することを考えると、わずかといえポートを加工してあるエンジンでインジェクター交換しても完全に補正しきれているといえると思う。
かなりスッキリした日だった

ただ、気になることを置いといて前に進めない性格が災いして、一つ一つの作業がなかなか終わらん

Posted at 2010/05/20 02:27:06 | |
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セッティング | 日記