
昨日降ろした沖縄で5年くらい前に製作されたFDのエンジン
ワクワクしながら補機類外しから作業開始

「おぉ~、ここをこんな風にしてるのかぁ」、「やっぱり、ここはこうしてるのかぁ」と感心&納得しながら着々と進んで、ついにショートエンジンとご対面
同士よぉ

やはり思った通りポート加工してたのかぁ、サイドポートの削り方も雰囲気あるね~

EXポートも「TO4E用のあまり大きく加工しないほうがフィーリングがイイのは分かるけど、それでも加工しててくれ」と願ってご開帳

一見ノーマルかと思ったが、おぉ、ブラザー

やはり加工せずにはいられなかったか
グッジョブ
TO4E 57Tで元々車検付き車両に搭載するエンジンだったから、極めていい選択だと思う

しかも、強化バッフルプレートが取り付けてあり、エンジンのねじれを抑制

ポイントを押さえてチューニングされたいいエンジンを久しぶりに見た気がする
恐らくメタルの選定やポート設定、エンジン保護の方法など、僕と考え方に共通する部分が多い人が組まれたエンジンだと思う。更にサーキットのストレートを生かすエンジン&ターボチューンが僕の真骨頂だけど、
沖縄のアニキ(名も顔も知らないけどあえてそう呼ぶ)はもっとハイパワーのチューニングをより知ってるんだろうと推測する
今回エンジンを開けてみて、タービンシャフトが折れるというトラブルでコンプレッサーブレード3枚が欠損し、そいつが原因だろうとは思うけど、F側のアペックスシール溝のクリアランスが少しおかしくなってて、ローターハウジングもR側よりF側はアペックスの打痕が目に付く・・・でもそれ以外になんの不具合も見つからない

一見すると何も異常がないかと思うほど・・・サイドハウジングも恐らく新品か相当のものを使われてたようで、歪みやコーナーシール傷の深さも街乗りだけ大人しく乗られたエンジンかと思うほど。
しっかり沖縄のアニキのエンジンはまだ生きてます

T45Sをパワー狙いじゃなく、ピックアップ最優先のフィーリングにこのエンジンを
継承させていただきます
T45Sでピックアップって言うなら、「他のタービン使やよかろうが」と思う人も多いと思う・・・でも、13Bの本来のパワー・フィーリング・トルク感は市販化するために封印されてるところが(レシプロのカム・バルタイ設定もそう)あって、本来のエンジンの味を発揮して、そのエンジンパフォーマンスを発揮できるタービンが組み合わされることで、速さと五感に訴えるドラマチックな加速フィーリングがドライブするのをホントに楽しくさせると考えてます
そんなタービンってあまりないし、人はそれをドッカンというかもしれないし、最近のタービンとはフィーリングが大分違う気もする・・・
それでも速さだけじゃなく、気持ちいい・楽しいと感じられるロングライフなエンジンを造りたいんです
クローズドコース専用車だからそれが可能じゃないかと思ってるんです
めずらしく、アツくなってしまったがな

Posted at 2010/05/23 23:00:22 | |
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ロータリー | 日記