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サイドポート魔人のブログ一覧

2010年05月29日 イイね!

凹んだ話・・・

凹んだ話・・・昨日の予告どおり、昨日の凹んだ話を・・・
ローターのアペックスシール溝を0.01以下のレベルで修正してしつこく鬱積したカーボンをこすり落として、洗浄しているとガビーーンふらふら へ、凹んでるぅぅぅげっそり 半日近くかけて修正&カーボン落としやったのにぃパァ涙洗浄を一発でやろうとした僕の手順が悪いんじゃけど冷や汗2
まぁ、フロント側の1箇所だけだったから、ローター1個新品にすることでなんとかエンジンは組めるけど、なんとも気色悪い爆弾
凹みは過去にもちょくちょくあって、さらっと事例を挙げると①デモカーで排圧の低いTO4R0.96で早い点火時期にオーバーブーストで走らせて3室凹み②追加インジェクター仕様のユーザーカーでアクセルオンと同時にヘビーノック→大爆発exclamation(クルマが跳ねるほど)で6室凹み③NA仕様のNOS噴射でシフトアップ時にNOS噴射されてしまっててクラッチ繋いだ瞬間大爆発爆弾(このときもクルマが飛んだげっそり)6室凹み④中古車で仕入れたフルタービン仕様のFDでアクセルを半分踏み込むだけで「カリカリ、チリチリ」ノッキングの嵐ふらふらで、原因はコイルハーネスのカプラーのつけ間違い(ごく稀にこれはやらかす人がいますちっ(怒った顔))だとすぐ判明したが、アイドリングがノーマルっぽくないから念のためエンジン開けたら2室凹み・・・などなど・・・
M号でかつて何が起こってこうなったか、チョイ気色悪いですね・・・オーバーブーストはまずなかったじゃろうし・・・いずれにしても凹みの原因は正常燃焼できずに爆発してしまったことだと思うから、補機類の点検もきっちりやっていかんと・・・それにバラバラにしてるエンジン構成部品の点検も再度やり直しが必要かと・・・

そこで・・・
ローターの凹みとアペックスシール割れの境目が何かを再検証してみた・・・(つまりどういう状況で凹んで、どういう状況でアペックス割れになるか正確なメカニズムを現時点で知らない冷や汗 さらにレシプロでもピストン溶解やリング欠損の棚落ちやヘッド溶解とメタルやコンロッド小端部ブッシュ破損の違いも)
どちらも異常燃焼が直接の原因で起こるトラブルだけど、経験をもとに過去壊れた状況を思い出してみた・・・ボケーっとした顔
まずアペックス割れの場合、一般にアペックス欠損ブローは耕運機みたいなエンジン音になった瞬間にブローしたと考える人が多いけど、そうじゃない・・・。実はもっとさかのぼって、高負荷走行した直後からアイドリング回転数が高負荷走行する前と比べて20~50rpmぐらいでも下がったとか負圧が-410mmhgから-390mmhgに下がったなどの変化があった時点で既にシールは損傷しているケースが殆ど。というより100%そうだと言っても過言じゃない。でもこの時点でコンプレッション測定しても8.3 8.2 7.7・・・程度のバラツキにしかなってないケースも多く、未然に完全ブローを見極めることが難しいバッド(下向き矢印)言い換えるとアイドリングに変化があったからといってブローしているとは限らないけど、アペックスシール損傷(クラックが入っただけの状態)があった場合には確実にアイドリングに変化が出るexclamation
で、ローター凹みの場合、数室が圧縮比が変わるからやはりアイドリングに影響が出る。でも回転数や負圧の変化よりもアイドリングの音の安定性(ブーーーーーーーーーと一定した音にならないし、音質も変わる)。これも音が安定してないからといって凹んでるとは限らないけど凹んでたらノーマルポート、ノーマルインジェクターでも音の安定性に変化が出る(異常とは感じない程度かもしれんけど冷や汗

んでもって、状況の違いは、エンジン・タービンの組み合わせによる排圧の高さの違い、燃焼室内の温度の違い、排気系パーツの違い、水温・吸気温度の違いなど・・・
あくまで過去の記憶を一生懸命引っ張り出してケース分けしてみただけじゃけど、排圧高い方向、燃焼室内温度が高い方向、サイレンサー・触媒・細いなど抵抗が多い方向、特に吸気温度が高い方向はアペックス欠損の傾向で、その逆がローター凹みの傾向になってるように思う。でも補機類に異常があった場合はどっちに転がるか分からん気がする・・・ちなみに今のところ、ノーマルタービン車検対応仕様車でローター凹みを見たことないし、NA仕様のエンジンでアペックス欠損のブローも殆ど見ないですね・・・

このどちらのトラブルもできるだけ避ける方法として、排圧が低く抑えられるエンジン加工とタービン選定の組み合わせ、マフラー・フロントパイプなど極力抵抗の少ない(2次排圧が高くなりにくい)排気パーツ選定、燃焼室の温度が高くなりにくいECUセッティング、吸気温度が可能な限り下げられる冷却パーツ選定とレイアウト施工、徹底的な補機類の点検・・・というところかな(いっぱいあり過ぎふらふら
今回の仕様変更でなぜ僕がT45Sタービン、前置き(中置き)3層並みインタークーラー、94φフルストレートマフラー、85φワンオフフロントパイプ製作をオススメしたか、こういう理由があったからなんですひらめきクローズドコース専用車だから出来るんですけどね冷や汗

文字通りの凹んだ話でした・・・爆弾
Posted at 2010/05/30 00:45:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロータリー | 日記

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サイドポート魔人です。よろしくお願いします。片田舎でお店をしています。得意分野はターボチューン、REチューン、ECUチューン、バルタイなどエンジン調整・・・et...
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