
今日はオイル交換が珍しく続いた・・・
オイル交換を1日2台以上するのは何ヶ月ぶりだろう

もちろん、チューニングで預かってるクルマと、オイル交換の為のお客さんが重なることはちょくちょくあるけど、オイル交換の為の来店が重なることは、ホントに減った

逆に今ウチでオイル交換してくれてるひとは、ある程度のグレード以上のオイルユーザーばっかりかな・・・オイルが入ってりゃなんでもいいって考えの人のクルマのオイル交換は正直面倒に感じるしね・・・(だから整備メカニックには向かない

)
入れ替わりに何人か来られて、チャブチャブ言うてたらなんか夕方近くにまでなってて、今日はRB26のオイルパンバッフルプレート(TOMEI製)の加工・取り付けを・・・加工って言うても大したモンじゃなく、もともと空いてる穴を拡大して貫通させるだけで、他の削り加工は無しでイケた

RBエンジンのチューニングをそんなに数多くやってきたわけじゃないけど、油圧の安定トラブルを抱えてるクルマは多い気がする・・・やはり、ヘッドに上がるのが多すぎて、オイルパンに落ちるのが追いつかないっていうのが多いんだろうけど、考え方はいろいろあるとは思うけど、僕なりのRBチューニング方向性として、オイルギャラリーオリフィスでヘッドに上がるオイル量を少し絞って、オイルパンの油面が極力下がらないようにしてやって、オイルストレーナーからエアを吸い込まないように、バッフルプレートでしっかり油面を確保する

それともう一つ

これが一番重要な要素になるけど、エンジンを回さない

エンジンチューニングしてるヤツがなんて事を言うんなら

と思うかもしれんけど、言い換えれば8000以上の高回転をとにかく使わなくても済むように、ワイドなトルクバンドなエンジンにセッティングしたい

こうすることで、オイルポンプの破損のリスクが大幅に減るし、オイルパンの油面も安定しやすいし、ブローバイの量も大量にはオイルが出にくくなる・・・良いことづくめなのだ

カリカリチューンの万タコ仕様のエンジンがチューニングの醍醐味っていうのも、よく知ってるけど、そうするために、クランク・コンロッド・ピストン・メタル設定・ヘッド加工・バルブガイドやオイルポンプなどあらゆる部分が妥協できない(=物凄いコストがかかる)ことと、街乗りに限らずサーキットでも、ドキドキハラハラ感とは裏腹に乗りやすいとは言えない方向になってしまうのが現実・・・他の全ての要素を捨て去ってドキドキハラハラ感だけ堪能したいっていうオーナーさん以外にはノーマルプラスαの仕様(カム設定・バルタイ・タービン交換など)をオススメしてる

オーナーにも加速時だけでなく、シフトダウン時においても、オーバーレブは何があっても絶対にしないことを守ってもらわないといけないという制限付きだけど・・・これが守れない人はRBの場合プラス200~300万は覚悟すべきメニューになってしまう(フルカウンター&I断面&鍛造とヘッドフルチューン)・・・そこまでやっても、9000オーバーとかで頻繁に使うと実際そんな長持ちはしないし、かえってノーマルみたいなエンジンで回転数を8000未満で使ってる方が長持ちするでしょうね・・・ブーストにどれだけ堪えられるかって話は別ですけどね
デモカーで何年もかけて9000以上を常用して且つブーストもそのエンジンに対して危険といえる圧を常用して数十基(ちょっと大げさか

)のエンジン壊しまくった僕なりの結論です。短命なドキドキエンジンの代償はあまりに大きく、走る楽しみを半減(もっとか

)させてしまうからです・・・
話がまた逸れまくったけど、要するに、底なしライダーRのエンジンはメタルガスケットとVCAM、EXカムは今はなきトラストカム、オイルギャラリーオリフィス&オイルバッフルプレートとNISMOロマンタービンっていうシンプルな内容です・・・腰下もヘッドもノーマルのまんまでピストンリングも替えない中古エンジンってことですね

なんてことないチューニングメニューだけど、結構速くなっちゃうだろうな

(今回はロマンタービンがあるから無理だけど、ちょっぴりタービンはTOMEIのARMSタービンツインを試してみたい今日この頃

)
今日は他にRB用の純正LSDの組みなおしをしたし、M号FDに付ける超ハイテク

パーツも早速届いたけど、また後日・・・
Posted at 2010/09/26 00:31:41 | |
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レシプロエンジン | 日記