
今日は、営業マンと打ち合わせなどを少々・・・
合間にM号FDのミッション&クラッチを降ろして、ミッションから強化スリーブカラーは抜いておこうと分解しだすと・・・
1-2用、3-4用、5-R用のシフトロッドが固着して動かない・・・オイルパンを外してみても各ギア・カウンターギアも壊れてない・・・こうなると僕の興味を駆り立ててしまうので、原因追求

各シフトロッドと各クラッチハブを切り離してみると、1-2速・3-4速はギアが入るけど5-R速はどうもクラッチハブが固着してる・・・なぜ

結局それらを確認するのにミッションを全バラにしてしまった・・・で、写真では分かりにくいけど、R(リバース)ギアとハブリングの噛合キーの山が全部潰れてぶっ飛んでる

しかも回転方向になめて潰れてるから、ハブリングがセンターまで戻ってないから、シフトロッドの二重噛合防止キー(通称パチンコ玉)に引っかかって全てのギアが入らなかったというのが破損の詳細でした・・・
では、なぜこうなったか・・・ここで書くのはどうしようかと少し考えたけど、恥ずかしいことではないので敢えて書きます・・・シフトミスです

3速から4速にシフトアップしたつもりが、Rギアの方にいっちゃったんじゃないかと思います。
僕だってシフト操作の基本はしっかり頭に叩き込んでるし考えなくても8割程度のペースならミスすることはまずないと断言できる・・・けど動きが素直じゃないクルマのアタック中では3速の隣に入ることがタマにある

(それでもクラッチを繋ぐ前に気づくからとんでもないロスにはならないけど)それに、過去に4速の隣に入ってしまった人もいるし、他の常連達もサーキットでは、シフトミスやらかしまくりなのは知ってる・・・だから敢えて書くことにしたんです。
こういうことが起こる原因も必ずあって、特に今回は、既に全てのシンクロが傷んでシフトチェンジのときに引っかかって(特に4速が酷いと言われてた)いたようなので、シフト操作に力が相当必要だったのは間違いない。それが直接の原因だと断言してもいい。(引っかかりの原因については、パーツそのものの評価につながるので、ここでは伏せます)
操作上の原因があったとしたら、渋いシフトを操作するためにシフトノブの持ち方がたまたまいつもとちがってたということじゃないかと思う。焦りもあったかもしれない・・・でもレース中だし、NRC隊長との3位争いの最中ならいたし方ない気もする・・・
で、シフト操作の基本をもう一度おさらい

1⇔2速の(アップ・ダウン)チェンジと3→2速のシフトダウンのときは手のひらを助手席側へ向けてレバーを握って操作するのが基本

3→4速のアップは手のひらを手前へ向けて、4→3速のダウンのときは手のひらを前方へ向けてレバーを握る・・・4→5速のアップのときは手のひらが右方向にが基本でこれは間違いない。
問題は2→3速のアップ時と5→4速のダウン時

入れるギアが真ん中の列だから隣に行き易い・・・コツは斜めにまっすぐ入れようとしないこと

5→4速のダウン時は手のひらを手前に向けてまず5速を抜いてニュートラまで戻して真っ直ぐ手前に引く・・・2→3速のアップ時は手のひらを右へ向けて2速を抜いてニュートラまで戻して持ち替えずに手のひらを前方へ向ける感じでまっすぐ前に押し出す・・・結構極端にしないといけない・・・なぜならエンジンが傾いて(即ちミッションもシフトレバーも傾いてる)るからシートの角度を基準にレバーを操作すると隣に入りやすくなるからです

横置きエンジンなら気にならないことが縦置きエンジンのミッションはゆっくり丁寧にやらないといけなくなるわけです

ゼロヨンファイターなら忠実に操作されてると思います
今回はメカ的な対策でシフト操作自体が引っかからない(引っかかりにくい)ように根本の対策を予定しています

Posted at 2011/02/11 01:36:24 | |
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ドラテク | 日記