
ハブベアリングが入荷したので、早速組み込み・・・
別に大した作業じゃないけど、こういう圧入は抜く時も入れるときも、かける場所(ストッパーとして当てる場所)を押す場所を間違えるとドえらいことになる・・・
こういうハブベアリングも、かける場所を間違えると新品ベアリングが十中八九壊れます

なので、事前に構造をきちんと理解して、慎重かつ大胆にいきます・・・
で、足回りを一通り組み付けしてから、エンジン始動

A/F計をつけて冷間時からモニタリングしながら、カラで回して・・・次に負荷をかけて回す・・・またカラで回す・・・の繰り返し・・・
カラで回してる動画↓
通常の慣らしなら、一定負荷(正圧に入れて)でできるだけ多くの時間を回した方がいい・・・でも、問題なのは、そういう慣らしをめちゃめちゃ丁寧にやったとしても、慣らし後にフルブーストを一定時間かけた時に大きくはないかもしれないけどダメージをうける可能性がある・・・
だからサーキット走行も前提のクルマやチューニングカーのエンジンは、一般的な慣らしも重要だけど、エンジンにあらゆる回転数、あらゆるブーストを経験させることが最も重要だと考えるわけです・・・
実際、あらゆる状況を経験してないエンジンをダイナパックなどで高い負荷で初めて回すと一発大きいノックが発生することが多い・・・
だからこそ、ほんの短時間だけ高い負荷まで上げて、10分以上カラで回して再度アタリを入れなおす・・・これを徐々に回転数を上げて、徐々にブーストを上げてエンジンに経験を刻み込んでいく・・・
はっきりいって3ピースのアペックスシール時代はここまで徹底してやらなかった(デモカーじゃ組んで数時間回した直後にフルブーストなんてやってたけど、そんなんじゃ全く壊れなかった)けど、2ピースはそんなんじゃダメ

エンジン組む段階でいくらこだわってみても、動き出してからの運用の方がパフォーマンスや、耐久性の影響ははるかに大きいと僕は考えてる
もう一つ加えると、アペが損傷しやすいのはブーストが立ち上がりから、制御ブーストに安定するまでのノック・・・なにか補機類に異常でもない限りには、高回転・高負荷でアペの損傷ってあんまりないと思う。だから、あらゆる回転からブーストを立ち上げてエンジンに経験を積んでもらう・・・
余談だけど、タービンによって立ち上がり回転数だけじゃなくて、”
立ち上がり方”が全く違うから、エンジンが全く同じでもタービンが替われば点火マッピングの仕方もまるで違ってくるわけですよ
今日は半日以上、これの繰り返しで、いいエンジンになってきた感じはあるけど・・・一酸化炭素中毒で僕はオ”エ”~~~です



Posted at 2011/05/21 00:55:29 | |
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