
何って言うわけじゃないけど、メモ代わりに・・・
サスセッティング、特にアライメントなどの調整について、クルマやコース・タイヤ・路面状況・ジオメトリーレイアウトなど、あらゆる状況でベターなセットは大幅に変わる・・・
要するに単にグリップが欲しいといっても、本当にグリップがなくてはならないシチュエーションはそんなに多くない。例えば、Sタイヤやスリックなどクローズドタイヤでグリップがどうしても必要な状況とは、最大ロール付近でのもう一粘り

これに尽きる

当然、ステアインの瞬間やブレーキング開始時のグリップも必要だけど、ドライバーが何とかできる状況・・・
でも、最大横G付近の粘りやトラクション性能、こういうのはドライバーが乗り方でカバーできるようなモンじゃない!
具体的にいえば、ラインが膨らんでクリップをトレースできない状態は速度を落とす以外にやりようがないし、まともなグリップが出てる状態と比較するとコーナー一つでコンマ2~4秒程度のロスが確定してしまう・・・ちなみに100km/h程度の速度のコンマ2秒って約クルマ2台分程度の差で、コーナー後のストレートが200km/hオーバーの速度でコンマ4秒のロスってことになるとクルマ10台分前後の差になることになるから、完全にブチ抜かれパターン・・・
だから、セッティングで対応すべきことを優先順位付けして、そのシチュエーションに特化してグリップを出すように考えれば、自ずと必要とされるアライメントが導き出される

導き出された値がどれだけ非常識な値だったとしても
でもその非常識を非常識として却下してたら先はない・・・まず非常識なことを実践して、評価したうえで常識に近い値にする方法を検討すればいいだけのこと

そうする方法の一つとしてジオメトリーの変更などが挙げられるってことですね。
だからレースで速いクルマのアライメントがどうだからって真似したって全く無意味ってこと。
でもそういうのって、後から考えたらバカかって言われてしまうようなことのありとあらゆるパターンを試してはじめて言えることでもある・・・
猿人号も今は比較的、常識的なアライメントに落ち着いてるけど、ジオメトリーの変更をやっていなかったならば、人が聞いたらドン引きするようなアライメント設定になるのは間違いない・・・
同じように状況が一般道路で市販ラジアルであれば、相応に、ドラッグであればまた相応に・・・もっともグリップが欲しいシチュエーションを優先順位付けして遠回りでもやっていくしかないってことでしょうね・・・
だからどうした?っていう結論は僕なりにはあるけど、単なる書きなぐりです・・・ハイ

Posted at 2011/10/25 01:24:45 | |
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