「さ」・・・「最後のサンバー」の、「さ」

　実家に戻ると、親父のサンバーが新しくなっていた。

　そういえば、サンバー製造中止の報を受けた時に、行きつけのクルマ屋が、ストックの最後のサンバーがまだあるようなことを話していたような気がしたが、あれか！




　ホームセンターまでお買い物に使わせてもらったが、やたら車体がカルく感じる。

　ギアが超クロスなのか、１・２・３速はほとんど瞬間で上げて行かないと厳しい。

　動き出しはとってもパワフルなのだが、ギアを上げて巡航速度にして行くと、高速ではパワーのなさが露呈する。そこらへんは軽なので、しょうがない。

　しょうがないでは済まないのが、タイヤとサスペンション。

　荷物を載せた時にナンボのサスなので、空荷だと跳ねる跳ねる。んで、タイヤがそれを受けきれない。

　車体の剛性が高くてエンジンが良いだけに、惜しい。実家に住んでいたならきっと換えていることであろう。

　でも、やはり楽しいクルマである。




　それにしても田舎の農業業界では、総じてサンバーの評価は高い。スバルは本当にもうサンバーは作らないのであろうか？

　私がじじいになって引退して、田舎に引っ込んだとしても、その頃に（いやすでに）は無い訳である。つまらん。

　２０年後でいいので、復活してくれないかなあ。