
札幌は、明治初期に開拓判官の島義勇が円山(お隣の三角山という説もあるようです)に登って石狩平野を眺め、都市の構想を練ったのが始まりと言われています。
その際、円山の麓に神社(これが現在の北海道神宮)を置き、その東側に市街地を築くと決めたのだそうです。札幌中心部が石狩平野の中でもかなり西寄りに位置しているのは、このためといって良いでしょう。必然的に、眺望スポットも円山を始めとして藻岩山・旭山記念公園・手稲山など、その殆どが南~西側へ展開する山々に集中しています。何れも眼下に街を見下ろせるため、ロケーションとしては申し分ありません。
島判官の行動は、後にこれら眺望スポットを生み出すきっかけだったといえます。
一方、北~東側から市街地を望める場所は、あまり知られていないようです。Google Earthで改めて確認すると、この方面の標高は数mからせいぜい20m程度。ようやく標高が上がるのは、国道231号線沿い、石狩市聚富の石狩霊園付近より東側(当別方面)へと連なる高台から。この辺りは釣りや実家への帰省時に良く通っています。札幌へ向かって南下する際、ほんの一瞬だけ市街地が見えるのは何となく気づいていたのですが、殆ど意識していませんでした。
幸いにして、今日、妻と娘は映画見るとかで街へお出かけの様子。。
そこで、東~北側からの眺望スポットを探すべく、現地を調査してみることにしました。
ただ、高台といっても標高は100mに満たない場所が殆どらしく、更に市中心部から20km以上も離れています。西側スポットのようなロケーションは、期待できそうにありませんが。。。
まずは、女性陣を映画館のある札幌駅に送り届け、付近を撮影。
果たして、これらの建物は、見えるでしょうか?
それでは行ってみましょう!

札幌市内からR231を北上して最初の上り坂。この付近が、石狩平野の北端の西端ということになります。札幌駅からの直線距離は約22kmです。
ただ、北端といっても、山が平野側に張り出している地域ですので、美唄付近等に比べれば札幌に近いといえます。

まずは、多少心当たりのある石狩霊園の付近を探索。除雪で出来た雪山に登ってみることにしました。標高は60m程度と思われます。

う~ん、街が見えません!
さっきより雲が増えているようです。流石にこれだけ離れると厳しいか?

望遠レンズで目一杯寄ってみます。
かすか~~にJRタワーが写ってるの、分かります??
答え:真ん中より少し右側のシルエットです。。^^;

この後、付近を見回しながら眺望の利く場所を探しました。
で、見つけたのがココ。道路脇が崖になっていて、景色を遮るものがありません。
さっきの場所より少し街が近く、この付近ではベストポジションです。
ただ。。。ご覧の通り。。送電線ウザ!!
却下です。。。惜しいんだけどな~。
東側へ寄り過ぎるとコイツに引っかかるので、ダメみたいです。。

その後も右往左往しながら探索を継続!

まあ、たまにはこんなドライブも悪くないです。

最終的に行き着いたのは、最初に写真を撮った場所からほど近い道路脇でした。同じく除雪山から見渡しても、近くに人工物が写りません。
でも。。。この頃から雪がチラつき始めました。(TOT)
晴れればイイ位置に市街地が見えるハズなのに。。

雪でどうにもならないため、しばし待機。。
クルマの中でテレビ見てました。^^;

そろそろ折れ掛けてますが^^;
夜景撮影に備えて、雪山の上に三脚設置用のステージを作りました。

夕暮れ時。
が。。。相変わらず雪は降り続けています。。
近くにある外灯がポツポツ写るだけで、市街地の明かりは全く見えません。
今日はここで断念しました。(TOT)
でも、天気さえよければソレなりの写真が撮れそうです。
近いうちに必ずリベンジします!
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札幌の風景 | 日記
Posted at
2013/02/16 22:26:12