恐怖の突然停止(交換編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今年もまた、例の突然停止が発生しました。記事に書いていないものも含めると計5回目です。結局、毎年夏になったら必ず発生します。
今回は初めてのケースで、走行中ではありませんでした。外気温が35°C越えの時に社内を冷やそうと冷房かけてアイドリング中の時に発生。
相変わらず、エラー表示から10秒ほどでエンジンが強制停止になります。
というか、燃料ポンプのコントローラーが働かず、エンジンを回したくてもガソリンが来ないので回らず、、、みたいな感じなんだと思います。
原因は大体予想ついているので、写真のコントローラに、たまたま車内にあった凍らせたペットボトルを軽く当てながら、うちわで仰ぐこと約1分。
....何事も無かったように瞬時に再始動しました。
『おいおい、そんなんで治るの?』って感じでした。
やっぱり原因は写真のEKPSと特定します。
2
再始動後はコンピューターでフューエルポンプコントロールEKPSのエラーを消すだけ。
また写真撮り忘れましたが、エラー内容は、
『異常に熱くなって動きません』
的な内容だったと思います。
3
後日、前回症状発生後に買っていた同じ品番の中古品に交換する事にしました。中古品で5千円以下でした。
経験上、一度逝ってしまったセンサーユニットは、いずれ同じ症状を繰り返します。
交換は5分もあれば、内装剥がしてユニット交換が出来ます。ボルトは10mmスパナで緩めて外しました。取り付けは手締めでいいと思います。
品番を変えなければ、面倒なコーディング作業も必要無いようです。
ただし交換する場合は当然、自己責任ですね。
4
最後に、エラーが無い事を確認して終了です。
あとはエラーが出ない事を祈るのみですが、この症状(突然停止)についてまとめてみます。
・26°C以上の暑い日に発生する。夏のシーズン変わり目に多く発生する。
・走行中に燃料供給警告メッセージが出たあと、数十秒でエンジンが停止する。
・停止直後はセルは回るがエンジンは始動しない。
・エンジンが止まり、車両が冷えると正常に戻る。
・寒い時、冬は発生しない。アメリカや日本の暑い地域で発生しやすい。
・ディーラーに相談しても、相談時は冷えて正常に戻っているので、原因不明で全く相手にしてくれない。それどころか、全く関係のない部品交換をされてしまう場合もあり。
・全ての車両で発生する訳ではないが、HELBAKO製のコントローラーユニットを使用した、かなり広範囲の型式のBMW(調べただけでも、E60からF30まで)で、同様の症状が発生している模様。
・メーカーは多車種で何度も対策品を出している部品で、品番を変えて交換した場合は、コーディングが必要。
・ユニット設置場所はかなり熱くなる場所にある。
・ただし、リコールにはなっておらず、約20年間ほど製造している該当車両総数と比べれば、症状に見舞われる人は少ないと推定。いわゆる『当たり外れ』や『運が悪かった』で済まされている部類か?
以上、症状に見舞われた方の参考になれば幸いです。
上記に該当が無い場合は違う原因かと思いますので、ご注意下さい!
この症状は、走行中に起こるとホント怖いです。
焦らず、安全に停止出来る場所を10秒以内に判断できなければ、道路封鎖、事故の原因になります。
事故防止のためには、慌てずに停車し、道路封鎖はやむを得ないと判断して下さい。
(10秒で停車出来るか!って言いたいですが)
5
走行距離 71246km
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク