うえし～のブログ一覧

先日のＦＩＡ－Ｆ３のヨーロッパで行われたレースで、非常に危険なクラッシュがあったそうです。

ＡＳ－ｗｅｂの記事↓
http://www.as-web.jp/f1/17523

事故のｙｏｕｔｕｂｅ↓
https://www.youtube.com/watch?v=4nYyvYNvdq0

記事では、低年齢化を指摘していますが、そもそもの観点が違うように思うんですよね。
年齢を重ねていても、危険なドライブを行うドライバーはいくらでもいる訳で…誰とは言いませんが。

で、僕が何を言いたいのかと言いますと、
「このところ、相手への敬意が無いのではないか？」
という事です。

今回のＦ３の事故で例を挙げると、追突されたドライバーがトラック脇の縁石付近にスピンしながら戻ってくるまでに、数秒の時間があります。砂塵も上がっています。

追突して舞い上がったドライバーにしてみれば、
「砂塵で前方が見えなかった」
と主張するんでしょうが、

そもそも、

追突されたドライバーがコースアウトした段階で黄旗が提示されていたハズ。

仮に黄旗の認識が出来なかったとしても、砂塵が上がっているのは認識できる。
→コースアウトした車両がいて、トラック上はクリアでないかもしれない。

そういう思考になっていないと思うんですよね。
減速したが、避けきれなかったのではなく、全開状態でぶつかっているように見えますから。

コースアウトして車両の事などおかまいなし。自分がレコードラインを走行する事しか考えていないと思います。

レースを勝つために、速く走る。
ソレは当然なのですが、自分一人で走っている訳ではありません。
不測の事態に備える心がけが不足しているのでしょう。

即ち、同時にトラックを走行している他のドライバーや、マーシャルへの敬意が無いと思うのです。


今回のＦ３だけでなく、その前週のＦ１スペインＧＰのロズベルグとハミルトンの接触事故。
個人的には、あの事故も、相手への敬意が無いのが原因だと思うんですよね。

ハミルトンのライン１台分を全く残さずに、イン側に寄せたロズベルグ。
グリーンにはみ出さざるをえない程、強引に抜こうとしたハミルトン。
審査委員会の判定は、お咎め無し（喧嘩両成敗？）でしたが、
昨年の日本ＧＰや、アメリカＧＰでの幅寄せを見ても、ルイスもニコもどっちもどっちです。

私にしてみれば、お互いに、相手への敬意が無いと思えます。


レースの世界だけに限らず、自分自身の実生活においてもそう感じる事が、最近多いように思います。

例えばですが…
先日、草野球の試合にて、私のチームはぼろ負けしました。
実力的に大差があったので、結果に不満は全くありません。

しかし、試合中に、チーム内でミスが起きた時、

ミスをただ責めるだけ
対策案の提起や提示もない
ミスをしたチームメイトへのフォローの声掛けもない

僕は野球に関しては素人ですし、趣味として楽しくやっています。
でも、試合に勝ちたいという気持ちは持っています。

チームとして、次々と色んな問題に直面した時、
その問題をどう処理していくのか。

それは、上手い下手ではなく、個人個人の人間力だと思うんですよね。
相手への敬意があるなら、仲間を批判して終わりにならないですからね。

自分の周りの人。
色んな人がいます。
好きな人もいれば、苦手な人もいます。

でも、常に敬意は忘れないでいよう。
息子達には、そういう教育をしていこう。

世の中がそんな風になってくれたら…いいですね！


今回のＦ３の事故を見て、そんな事を思いました。