SHIRASUのブログ一覧

今回は実際にあったことを
箇条書きにしている話なので、
久しぶりに文章の長～い
ブログになりそうです。
お暇でしたら最後までお付合い頂ければ
私としてもブログをアップした意味が
あるので幸いでございます。 
さて、皆さまアレをご存知ですか？

アメリカ映画とかでよくあるじゃないですか
道なき道の荒野を行く旅人が
通りかかったクルマに対して親指を突き出して
「最高だぜ！おまえ」・・・
ではなく！
旅行者が道端でよくやるアレです。
そうヒッチハイク
ようは乗せてってよプリーズ、という意味なんですが
今回のお話はヒッチハイクによる不思議な出会いをしたお話です。

事の発端はつい先日でした。
休日の日に用事があり、手続きを終えてクルマで帰る途中でした。

場所は某K大学から２ｋｍほど離れた国道１５号
（通称第一京浜）を小田原方面に向けて走っていたときでした。

いちばん左の車線を法廷速度で走っていたら歩道から何かが見えました。

何かプラカードみたいのを掲げている人がいる・・・。

なんだろう？

ふと視線を移すとそのプラカードには
 
「西へ」

と書いてありました。

西？西ってどういう意味だ？
一瞬何のことだか分かりませんでしたが

数十メートル走ってふと気づきました。

これはもしやヒッチハイクでは・・・と

何を思ったか私は左に曲がり路地に入って
クルマを停めました。

考えること１～２分。
どうする？声を掛けるべきか

いや、そもそも日本人なのか？

旅行か何かか？

クルマに乗せたら後ろからドスン！とかないよな？

どうするどうする・・・。

かなり悩んだ末・・・。
ええい、聞くだけ聞いてみるか！


てことでクルマを降りて先ほど場所まで歩いて戻ってみました。

そしたらそこには誰もいない
回りを見回したが誰もいない

何だ、ただのいたずらか・・・。

そう思ってクルマにもどって向きを変え
路地から大通りに出ようとしたら、
先ほどの「西へ」と書かれたプラカードを持った
二人組みの男が路地から出てきました！

おそらく反対側からぐるっと回ってきたのでしょう。

二人は私の目の前を大通りへ向けて歩道をスタスタと歩いていきました。

一度は声を掛けようと思い、いなかったので
諦めようとしましたが、もうここまできたら
聞くだけ聞いてやる！

ということで声を掛けてみました。

シラス：以下シ：「すいません、どちらまで行かれるのですか？」

二人組み：以下二人：驚いた顔をして「九州まで・・・。」

シ：「九州！ここ神奈川ですよ、ヒッチハイクをしてるみたいですが何しに行くのですか？」


二人：「九州一周です」

シ：「ずっとヒッチハイクで行くんですか？」

二人：「そうです！」


ええええええええええええ～！！！

もう驚いたの何なのって感じです。

詳しく聞いたところお二人は某Ｋ大学の生徒で大学４年生
就職も決まったので夏休みの間に旅行を計画し
九州一周に行こうとしてたみたいです。
（ちなみにプラカードではなくダンボールの切れ端でした。）

なんでも宿賃は最低限あるみたいですが
移動は本当にヒッチハイクで行く予定みたいです。

こりゃ大変だ！
と思うと同時に帰る方面的には西に向かっていたのであらためて聞いてみました。
 
シ：「九州までは行けませんけど、行けるところまで乗っていきますか？」

しばし考える二人、そしてすぐさま

二人：「いいんですか！是非お願いします！」


二人の顔が急に明るくなりました。
まさか本当にヒッチハイクが成功するとは思ってなかったようです。
 
ま、それは私も同じですが・・・

いま思うと役に立てるのであれば、
というほんの些細な気持ちだけだったんですけど
ヒッチハイクで見ず知らずの人を乗せてみる事にちょっと興味もありました。

んで二人を乗せて出発～

国道１５号から国道１号へ進路を変え、西へ目指します。

二人組みの一人は
Ｔさん
去年も一人で自転車富士山まで行ったそうです。
根っからの旅行好き

もう一人は
Ｋさん
旅行は今回が初めてだが
Ｔさんのノリに連れられて同行してるみたいです。

私、老婆心ながら二人に色々と聞いてみました。

シ：「どれくらいの日程で九州一周に行かれるんですか？」

Ｋさん：「大体、一週間から十日くらいですね、大学の休みが終わる前には戻ってきたいです。」

そりゃそうだ

シ：「もしヒッチハイクが上手くいかない時は移動の手段はどうするんですか？」

Ｔさん：「うーん、まぁなんとかします！」

すげー前向き

シ：「旅行が好きなんですね、でも何でまた九州一周なんですか？」

二人：「なんか遠くへ行ってみたいなーって、九州って遠いじゃないですか」

そら神奈川からなら遠いわな
 

そのままクルマは１号線を南下、保土ヶ谷駅を通過しました。 

シ：「二人は大学のサークルか何かの活動ですか？」

二人：「いえ、旅行が好きなんです。」

若いっていいよなー

シ：「移動がヒッチハイクって不安とかないんですか？」

二人：「これも経験だとおもうんで、やってみたいんです。」

オレには真似できんよ・・・・
 

 
そんなこんなで旅行の経緯とか大学の話とか色々話してたら

間違えて狩場インターに乗ってしまったw

西行くならこのまま行くと保土ヶ谷パイパスを経由して
東名高速道路にのることになる。

うーん、どーしよっかなー
途中で降りてもらうかな・・・
でも、ここまで来たんならなー

と、走りながら色々と考る・・・・。
 
そこでふと妙案が！

このまま東名に乗って高速を走り最初のサービスエリアで
トラックの運ちゃん（ドライバー）を捕まえてヒッチハイクの引継ぎをしてもらうこと！

ただし静岡や名古屋や神戸などの西方面のナンバーのトラックを見つける必要があり
仮に見つかっても運ちゃんが都合よく話を聞いてくれるか
いや話す以前にトラックで寝てたり飯を食ってたら話もできない。

そういうリスクがあるけどどうする？

みたいな話を二人にしました。

二人：「そこまでしてもらっていいんですか？助かります、ありがとうございます。　　
　　　　 お願いします！」

という感じで話が進み 
善は急げで作戦決行！

海老名ＳＡへ向かいます。

１６号線を経由し東名にのり走ること２０～３０分くらい
そろそろ車線を左に移そうと思い、ウィンカーをだしちょうど左車線に入ったら
前を走っていたトラックも車線を変えました。

そのトラックのナンバーは神戸！

おお幸先がいい、
後ろにつけてサービスエリアに入ってくれることを祈っていると
海老名サービスエリアへなんとウィンカーを出して左に寄った。

これはチャンス！
そのまま後ろについて走り、ドライバーが出てくるところを捕まえて話をするしかない。

うまいことトラックの隣にクルマを停め、
運ちゃんに交渉・・・・・


シ＆二人「突然すみません、じつはかくかくしかじかでヒッチハイクで
　　　　　　九州まで行きたいのですが途中まで乗せていって
　　　　　　もらえませんでしょうか？」
↑（何故か私も一緒に交渉）
 　　　　
 
と、いう感じでお話すると

す・る・となんと！

運ちゃん：以下運：「ああ、いいよ」


シ＆二人：「本当ですか！？　ありがとうございます！」

シ＆二人：「いやったあああー！」

 ↑（私も喜んじゃいました♪）

 
んで、
記念写真をパシャリとな～

これがその写真です↓
 
二人：「すいません、大阪まで行ってもらっていいですか？」

運ちゃん「大阪までだね、いいよ。」

二人はめでたく大阪までヒッチハイクできました。
(これで九州まで半分の距離の移動を確保できましたね)
 
ちなみトラック運ちゃんは
Ｓさん
淡路島の本社から埼玉の工場に積載物を届け、大阪方面に戻る途中だったそうです。

快くヒッチハイクを受け入れてくれた
Ｓさんに感謝♪
 
まさかあそこで私が声を掛けたのが
こういう展開になろうとは・・・。
 

旅の出会いは(摩＾o＾訶)不思議！
ヒッチハイクで一期一会♪

ホント世の中何が起こるか分かりませんね。