[覚書]AE86車検前整備/フロントストラット左右O/H暫定的に組み立てとちょいと厄介な事態
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日から 作業中のAE86車検前整備 ショックアブソーバー抜け(オイル漏れ)で左右ストラット分解中 左側ストラットシェルケース内は洗浄終了 ケース内の状態も極めて良好 これは順著良く作業が進むと思っていましたが・・
2
今まで装着していた 上側30mm/下側30mmのショックアブソーバーボトムスペーサーに代わり TRD製の60mmボトムスペーサー(現在は製廃)何分 初めて使用する部品ですので 使い勝手が解りません(笑) 解るのは径の大きな側がショックアブソーバー側に付くと言う事位(笑) 元々装着のボトムスペーサーは アッパースペーサー30mm/ロアスペーサー30mm アッパースペーサーの形状がKYBリングナットに合わせて削り出されたタイプ(かなり旧いタイプのボトムスペーサー)今回装着はロアスペーサーのみ リングナットもTOKICOリングナットで締め付け TOKICOリングナットM48×pt1・0はKYBリングナットより少し8角部の外径が小径で 実際作業してみると少し締め付け辛いです AE941付属のリングナット内に装着するシム(ワッシャー)を装着して締め付けてもリングナットのネジ山はギリギリ迄使いますね(シェルケースにTOKICOリングナット装着は初めてでしたのでキチンと締まりきるか不安でした) 過去に装着していたショックアブソーバーは GABジムカーナ(KYB)⇒TRD製TA001(KYB)+TRD製専用ボトムスペーサーSP000(h=17mm)⇒TAD製AE941(TOKICO)※此処でAE86用ボトムスペーサーを購入リングナットはKYB⇒AE941オイル漏れで2セット目(ボトムスペーサー再使用)⇒ AE941オイル漏れで3セット目(現在作業中)+専用ボトムスペーサーTRD製 SP010-60(h=60mm)で初めてのTOKICOリングナットを使います
3
ストラットアッパーマウントベアリングのロアダストシールも新品交換
4
スプリングは元々のTRD製6Kg(自由長225mm)装着する予定だったのですが いざ組み付けてみると ショックアブソーバーの伸び側ストロークが+30mm増えていた為 バネが遊ぶ!(約10mm弱程) これは想定外でした(元々 一般道使用禁止のレース用スプリングを20年以上において荒れた一般道で自己責任使用していた訳ですから 経年劣化で自由長が短くなっても仕方がない事ですね)元々装着のボトムスペーサーは 経年劣化で金属が痩せていて使えないですし(リングナットを締め込んでも ショックアブソーバーがケース内でガタ付く)それではと言うことで バネレートも変更(バネレート変更も今回の作業で考察中の案件でしたので) 過去に装着していた 自由長の少し長い(255mm)のバネレート4・8kgのスプリングを装着 過去に3年程使った時AE941(比較的硬いと言われていますが)との相性もそんなに悪く無かったので これでいく事に とりあえず 左側はあくまで暫定的(部品の追加発注をしていますので)に様子見に組み立てました 次は右側の分解/組み付けと言うところで ちょいと厄介な事態が発生しまして
5
右側ストラットシェルケースを分解すると少し問題発生! 元々装着の30mmロアスペーサーがケース内で固着が有り取り出し不可(ショックアブソーバーもロアスペーサーに固着 此方はラスペネを吹き込んで取り外せました) 多分 錆でケース内壁/底部に張り付いている模様 ラスペネを吹き込んでもスペーサーが動く様子は無し・・・液体の錆び取り剤を注入してみて(クレ・ラストリムーバーが良いかな?)暫く放置で 固着部の錆を溶かせれば 良いのですが・・・ロアスペーサーがケースから取り出せれば 右側のストラットも組み立てられますが さて どうなる事やら・・?
6
画像 右側がTRD製6Kgスプリング 左側が今回装着の豊島製鋼製4・8kgスプリング 豊島製鋼は貨物自動車用のリーフスプリングを製造している 老舗のバネ屋さんですので 品質は良いです 組み付け装着後の車高が気になる所ですが 過去に元々のボトムスペーサー装着で組み付けていた時 確か 後に装着したTRD製6Kgより10mm程 フロントの車高が高かった筈 現在の車検証諸元 前軸重から計算すると 前軸重540kg÷2=270kg(片輪の軸重)車重の掛かったバネの1Gでの沈み込み量(フロントの車高)は270kg÷4・8kg=56mm(小数点以下切り捨て)TRD6kgだと 270kg÷6kg=45mm 沈み込み量の差は約11mmで 数値ではフロント車高が11m下がるのですが スプリング巻き数 自由長が 4・8kgスプリングの方が巻き数が多くて 自由長も長いですから 今回のストローク+30mmが加算されて スプリングのプリロードが減少しても フロントの車高は45mm前後ダウンで収まる予定です 過去に構造変更検査で車両の前高は車検証諸元で変わっていますので(前高128cm) 純正車高諸元133cmからマイナス50mmで構造変更済 継続車検は問題無しです
7
スプリングを並べてみると やはりTRD製6Kgスプリングは自由長は短いです 巻き数では約1巻き半位短いですね 此方 ここ20年以上 足周りの仕様変更は全く行っておらず(アッパーマウント破損交換/ショックアブソーバー抜けで交換程度)スプリング/ショックアブソーバーの組み合わせに関しては ほぼ データーが無い状態でしたので 今回の件で1つデーターが蓄積されました 今時 ノーマルストラットに拘るのも大変ですね まぁ それはそれで新たな発見が有り?楽しいのですが(^◇^) ※因みに 昔からスプリング切断は嫌いなので(´・ω・`)その手の作業は未経験です
8
※3月3日 追記 結局 フロントストラットは 今後の対策も兼ねて外注修理に依頼することに決定 依頼先は 兵庫県のYZ SPORTさん 競技部品の加工/製作を工作機械の在る自社工場なさっている会社です 対策加工(シェルケース内底から水抜用の穿孔)に右側だけではなく 左側の暫定的に組み立てたストラットももう一度分解 スピンドル/ストラットシェルケース単体状態まで分解して 兵庫県へ配送 これで フロントストラットO/H作業は一旦中断になります 後日 ストラット×2が手元に戻ってきた時点で 作業再開
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク