Sπのブログ一覧

今週末もまだHID取り付けで悩まされています。

取り付けの中で、ちょっと危ない事案がありましたので紹介しておきます。



フォグランプへのHID換装作業中の出来事ですが、バンパーを取り付ける前に点灯試験をしていたんです。先日アップガレージで購入してきたバーナーから変更して、元々55W用のバーナーとして付属してきたものをランプ内に実装して確認していたときのことです。


始めは運転席側から見えるようにランプをはずした状態で地面に置いて、フォグランプのスイッチをオンオフオンオフ…。

続いて、HIDの電圧が安定した所で左右やヘッドランプとの色の比較を行おうと思い、フォグランプを点灯させたまま車体にぶら下げようとしたところ…接触した所で火花がバチッ、バチッ…と。
気づいたときは音だけで、気のせいかとも思ったのですが、何度繰り返しても火花も見えます。

私はパソコンの自作も行うのですが、パソコンの電源でも同様の経験をしていたので、漏電だろうとすぐに見当はつきました。
今回の場合は、車体はアースですので、ランプ側がプラスです。
バッテリーのマイナスにつないだ検電テスターの短針でランプに触れると反応するので確実に"黒"です。

しかし、原因は…？

車体から取り外している今、ランプ部分への配線はHIDバラスト(イグナイター)より先のプラスマイナスの配線のみです。当然、その配線やバーナー部分の配線も破損している部分はないはず…

…と思ったら、バーナーの

　先っちょはムキ出し

なんですな。

そして、もうひとつ思い出して確認して見たのがコレです。
同じH3用のバーナーであるのに、異常のあったバーナーは

　長くて奥まで当たる

んです。




結局、そのムキ出しの先端が、遮光シェードに触れた状態でランプ内に収められ、遮光シェードからランプの金属部分を伝って、ランプがプラスの電圧を持つに至ってしまったと考えられます。



実際に取り外して見ると、中は少し焦げ付いていました。



気づかなかったり、予備がなかったり、妥協してこのまま使用していたら車両火災につながっていたかもしれません。

そして、実は素手で作業していましたが…バラスト側とプラスマイナスできちんとつながれていたのでどうもありませんでしたが…マイナス端子でも外れた状態であったなら、真っ黒焦げで死に至っていたかもしれませんわ。だって、ウソカホントか、23000Vですよ！




元々がハロゲンランプ用に作られているので、サイズにも無理があったのでしょう。少なからず、スバルのプレオに限らず、他のメーカー・車種でも起こる可能性が十分にあります。

皆さま、DIYで交換をされる場合は、お気をつけ下さい。