いつのまにか、ひっそりと、
三菱がMiEVの電池容量保証を開始していました。
内容は、5年&10万km以内に容量70%を下回った場合に、無償で修理交換をするというもの。
ここまでは
LEAFの電池容量保証とほぼ同じ内容ですが、三菱の場合は、5年から8年以内(10万km以内)の間、容量65%を下回った場合にお得な金額で修理できるという内容が加わっています。
現時点の各社の電池容量保証を整理します。
日産LEAF 5年10万km(12セグ中8セグ保証)
三菱MiEV 5年10万km(70%保証)
BMW i3 8年10万km(70%保証)
BMWが8年と長いものの、5年10万kmで70%程度が保証されるという相場感が形成されたと言えます。
これの意味するところは、大半のケースで70%を下回らないことがメーカー側で確認できた、ということだと考えます。(そうでなければ、車の販売利益が吹き飛びますから)
また、5年後には70~80%程度にはなってしまうことを考慮して、購入する必要があるということでもあると考えます。
そしてこれから先は、80%とか90%を保証することで差別化を図っていく動きが出てくるものと予想します。(SCiB搭載のMiEVであれば、そういった保証も十分可能だったのではないかという気もしますが、LEV50電池ユーザーの手前できなかったということでしょうか。)
ちなみに、アウトランダーPHEVやプリウスPHVには依然として電池容量保証がありません。
これはおそらく、充放電の回数が多くなるPHVは、EV以上に電池が劣化する(保証なんてしたら利益が吹っ飛ぶ)ということなのでしょう。
Posted at 2014/06/26 02:04:59 | |
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