
昨日の内容のような、電気自動車の優れた面を主張した際に必ず言われるのは、「あんな航続距離の短いものが普及するわけない」、と言ったもの。
そう、全てのクルマが電気自動車になる訳はないんです。
この表は、先日公表された、経産省の次世代自動車戦略2010の一部ですが、2030年における政府目標でも、電気自動車は20~30%の普及率となっています。
電気自動車の普及とは、全ての自動車を電気自動車に置き換えることではありません。
これまでのガソリン一辺倒のエネルギー源から、ガソリン・軽油・水素・電気といった複数のエネルギー源に自動車をシフトすることで、エネルギーセキュリティの確保(および地球温暖化問題の解決)を図ることが目的なのです。
また、同じく次世代自動車戦略2010の中では、車種毎の棲み分け概念が示されています。
これによると電気自動車は、車両サイズ中程度まで・走行距離近距離、に適していると考えられています。
つまり、使用者の用途に応じて車種を選択していけばよく、ガソリン車が必要な人・好きな人はガソリン車に乗り続ければいいのであり、電気自動車を否定する必要はないのです。
Posted at 2010/06/02 01:42:48 | |
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