2010年06月14日
三菱自動車がJTBと組んで、屋久島でのi-MiEVレンタカーツアーを実施するようです
なぜ屋久島で?
屋久島ではほぼ全ての電力が水力発電で賄われているのです。そのためここで走る電気自動車は、走行に伴うCO2の発生はほぼゼロとなる。世界自然遺産の屋久島で、そのような理想のモデルを実現したかったのではないでしょうか。
と、いうだけでは、ビジネスとして実現させる動機としてはやや弱いように感じます。
実は、鹿児島県が実施している「屋久島CO2フリーの島づくり」というプロジェクトでは、電気自動車の導入に対し全国で最も多く補助金が支給されるのです。
これを活用すれば、MiEVの価格は170万円。ガソリン車のコンパクトカーと大差ない値段となります。この仕組みがあればこその、この企画、という気がします。
ちなみに、屋久島の次に安く電気自動車が買えるのは、おそらく神奈川県の藤沢市。
i-MiEVの場合、
398万円-114万円(国)-57万円(県)-28.5万円(市)=198.5万円
と、なんと200万切りです。
そしてLEAFの場合ですが、
376万円-77万円(国)-38.5万円(県)-19.25(市)=241.25万円
なんと、元の価格が20万円安いLEAFの方が、結果的に40万円以上高くなってしまうのです。
これは補助金の額が、電気自動車と通常車両(ガソリン車)の本体価格の差額から導き出されていることによります。
MiEVの場合は、ベースのiの価格を160万円くらいと計算しているのでしょう。一方LEAFは、何をベースとしてかは分かりませんが、その価格を220万円くらいと見積もっているのだと思われます。
藤沢市の例の場合、国・県・市がそれぞれ、この差額の1/2・1/4・1/8を補助金として設定しているのです。屋久島の場合は、県が国と同額の補助を出しています。
LEAFを買いたい人にとっては少々納得がいかない面もありますが、購入にあたっては、是非とも活用したいところです。
この他にも、意外と多くの自治体で補助金が設定されています。
お住まいの地域によっては、思っているよりも安く電気自動車を買うことができるかもしれませんよ。
Posted at 2010/06/15 02:36:09 | |
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