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しろさとのブログ一覧

2011年07月09日 イイね!

LEAFの充電ケーブルはMiEVでも使える?

LEAFの充電ケーブルはMiEVでも使える?以前、「LEAFの充電ケーブルはMiEVでは使えない」という題でブログを書きましたが、今回の新型i-MiEVでは、LEAFと同一のモード2充電規格が採用されました。

これにより、国内の主要EV・PHVの充電規格は、コンセントも含めやっと統一された訳です。(今回のi-MiEVでは、コンセントもEV用新型コンセントのみの対応)

さて、この充電方式ですが、以前のブログで書いた安全性に関する面以外にも、実はもうひとつ大きなメリットがあります。

それは、充電スタンド側(充電ケーブル側)で、充電電流が制御できる機能を有している点です。

現在、日立電線パナソニック電工が、この規格を採用した家庭用の充電スタンドを発売することを発表していますが、そのリリースの中では以下のような記載があります。

日立電線:家庭や事務所などと連帯した電力需要と競合せずに充電することが可能となっています。
パナソニック電工:将来住宅側システムなどと連携した充電コントロールにも対応可能な仕様です。

これらはいずれも、上記の充電電流制御を前提とした記載だと考えられます。この機能を活用することで、現在問題となっている電力消費の平準化という課題に対する解決が、EVの普通充電において図ることができるようになると考えられます。

ちなみに今回のi-MiEVにおいて100V充電は、メーカーオプション化されたのと共に充電電流が15Aから10Aに下げられています。この理由はおそらく、15Aの連続電流によるコンセントの発熱等の事故を避けるためだと予想しますが、それはさておき100V充電での充電時間が従来の14時間から21時間へと長くなってしまいました。

そこでもし、LEAFのディーラーオプションの100V充電ケーブルを使用したらどうなるでしょうか。

LEAFの100V充電ケーブルは11.2A仕様です。つまり理屈上は、18.75時間で充電できるようになると考えられます。(実際には細かな仕様の違い等により動作しないことも考えられますので、もし試される方がいたとしても自己責任でお願いいたします)

さて、こうなってくると従来モデルのi-MiEVユーザーの方は、街中に増えつつある普通充電スタンドで自分の車が充電できなくなってしまうのでは、という不安を感じるかと思います。

現在、国の普通充電器に対する補助金の要件には、「コントロールパイロット機能(使用、非使用の切り替え可能なもの)を有するもの」という条件が入っています。

そのため、補助金対象機種においては、従来のi-MiEV、そしてLEAF・新型i-MiEV・プラグインプリウスのいずれも対応できますので、当面は安心してもよいかと思います。

しかし、長期的には従来のi-MiEVに対応していない充電スタンドが増えていくことも考えられます。そうなったとき、三菱はどのように対応していくのでしょう。是非とも、安価にモード2仕様に改造するなどの対応を期待したいところです。

Posted at 2011/07/09 22:15:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2011年07月08日 イイね!

新型i-MiEVにESC採用の理由

新型i-MiEVにESC採用の理由今回のマイナーチェンジの詳細を見て、意外だった点のひとつがESC(三菱流に言うとASC)の採用です。

ESCの義務化は、軽自動車の継続生産車の場合2018年2月ですから、現時点での採用の理由が法規対応とは考えられません。

それに、ドアミラーの電動格納すら付いていないという、装備コストダウンの徹底された10.5kWh仕様にまでESCが採用されているのですから、これには何か大きな理由があると思われます。

その理由を推測するに、おそらくこれは回生ブレーキの強化のため、ではないでしょうか。

今回、16kWh仕様の一充電航続距離が160kmから180kmに伸びているのは「ブレーキペダル連動回生機能」を採用した結果とされています。

しかし後輪駆動のi-MiEVの場合、回生ブレーキをあまり強く効かせると、旋回中の制動でスピンモードに入りやすくなってしまうため、あまり回生力を強く設定することができないと考えられます。

そこでその解決策として、ESCを採用することによりこの問題を回避し、回生ブレーキの強化による航続距離の延長を実現したのではないでしょうか。

それでも、減速時に荷重の抜ける後輪にかけられる制動力は、前輪に比べて小さいと考えられますが、理由が何であれ安全に寄与するESCの採用は喜ばしい限りです。

しかし、そもそもなぜ三菱は後輪駆動でEVを開発したのでしょう。そこにはまだ、若干の疑問は残ります。
Posted at 2011/07/08 22:31:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2011年07月07日 イイね!

SCiB搭載i-MiEVの補助金額の謎

SCiB搭載i-MiEVの補助金額の謎SCiB搭載i-MiEV(以下、SCiEV)の価格は265万2500円(急速充電機能付)。国の補助金が74万円となっています。

つまり実質的な価格は191万2500円。

さらに例えば神奈川県では37万円。さらに横浜市だと条件を満たせば15万円の補助が支給されます。

つまりこの場合、139万2500円という、もはやガソリンの軽と変わらない値段で購入できてしまうのです。

(神奈川県の補助金は、オプションの急速充電機能付けていないと支給されませんので注意が必要です。そうでなかったとしても、急速充電機能を付けないなどということは、ありえないとは思いますが)

このような値段で買えるということには本当に驚くばかりですが、この補助金の額には疑問が残ります。

国の補助金の算定方法は、基本的には「ベース車両との価格差の1/2」となっているのですが、この基礎額(仕様差調整をしたベース車両価格)を見ると
           従来のi-MiEV:149万9000円
新型16kWhMiEV(以下G-MiEV):168万8000円
               SCiEV:103万3000円
となっているのです。

従来のi-MiEVとG-MiEVの差は、カーナビゲーションが標準装備になったことなどによる仕様差と考えられますが、SCiEVの基礎額が50万円近く安くなっているのはなぜなのでしょうか。

ベース車であるガソリン車のアイの価格を見て考えるに、従来のi-MiEVとG-MiEVのベース車は、ターボグレードの「T」。そしてSCiEVのベース車はNAグレードの「Vivace」として計算されているのではないでしょうか。

補助金額を多くするためには、ベース車をなるべく安く計算してもらえればいい訳ですから、ベース車をNAグレードとすることは賢いと言えます。

しかし何をもってして、従来のi-MiEVとG-MiEVのベース車はターボ車で、SCiEVのベース車はNA車だと整理したのでしょうか。

そこで気がついたのが、G-MiEVとSCiEVの最高出力の違いです。

最大トルクはどちらも180N・mと同じなのですが、最高出力はG-MiEVが64PS、SCiEVが41PSと、SCiEVの馬力は下げらています。

最高出力を下げてもモード電費が変わる訳でもなし、わざわざ仕様違いをつくってそんなにもコストが下がるものなのかと疑問だったのですが、これはSCiEVの補助金額をあげることが目的で、最高出力が低いことをもってしてSCiEVのベース車はNA車だと主張したのではないでしょうか。

もしそうだとすると、三菱もよく考えたものだと感心します。

しかしこの手法、LEAFでも真似ができてしまう気がします。現在LEAFの補助金は、ティーダの1.8をベース車として計算されていますが、少し制御を変えて馬力を下げるだけで、ベース車をティーダの1.5で計算させることができるのではないかと。

数か月後には、LEAFのそんな仕様が出てくるような気がしてなりません。
Posted at 2011/07/07 02:49:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2011年07月06日 イイね!

「SCiB搭載i-MiEVの発表を見て①」の答え合わせ

「SCiB搭載i-MiEVの発表を見て①」の答え合わせ先日のブログにて、東芝製リチウムイオン電池「SCiB」搭載のi-MiEVについて、組電池の仕様を予想しましたが、本日詳細が発表されたので答え合わせをしてみました。

私の予想は、
・セル総数:220個
・定格電圧:262.5V
・定格容量:40Ah
でしたが、正しくは、

・セル総数:234個
・定格電圧:270V
・定格容量:記載なし(ほぼ間違いなく40Ah)

でした。

当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。

これを見ると、やはりセルは2並列にしているようです。そしてセルの定格電圧は2.3V(270V/117セル)でした。(ここを2.4Vと見たのが、ずれを生んでしまいました)

しかし、詳細を見ていくと電池以外にも色々な部分の仕様が変わっていて、それを見ていくだけでしばらくは飽きなさそうです。
Posted at 2011/07/07 01:06:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2011年07月04日 イイね!

電気自動車の馬力を決めるものは?

電気自動車の馬力を決めるものは?今回はLEAFを題材にタイトルの件を考えてみました。

LEAFの最高出力は80kW(109PS)ですが、もしもこれをチューンして300馬力にするとすれば、何をすればよいでしょうか。

まず思いつくのはモーターの最大出力をあげることですが、これだけでは十分ではありません。

図に示したのは、LEAFが搭載する電池セル(AESC製)の25℃における20秒入出力特性です。

これを見ると、SOC50%時の最大出力は概ね1300W程度となっています。

LEAFは、この電池を96セル搭載していますので、1300W×96セル=124.8kW が最大出力となります。

つまり、どんなに高出力のモーターを搭載しても、必要な電力を電池が供給できなければ、モーターはその能力を発揮することができないのです。

電池の出力性能は、低SOC時や低温下では下がりますので、その点も考慮しなければなりません。

したがって、LEAFで300馬力を発生させるためには、電池を改良するか、搭載する電池の数を増やす必要があることが分かります。

NISMOが製作した「NISSAN LEAF NISMO RC」も、最高出力が80kWのまま市販車と変更がないのも、ともするとこういったことが理由のひとつなのかもしれません。
Posted at 2011/07/04 00:48:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | EV | クルマ

プロフィール

「最新型i-MiEVは電動ドライブステーションにいた http://cvw.jp/b/771325/39516550/
何シテル?   03/26 17:16
電気自動車ネタを中心に、日々思ったことなどを書いていきたいと思っています。
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