
3か月前に「充電インフラの整備とは充電器の設置だけ?」という題にてブログを書きましたが、充電インフラ情報に関して日産が新たな試みを始めました。
それは、ユーザーが新規情報を投稿可能で、充電ポイントに対する口コミ機能もついた充電ポイント検索サイトの立ち上げです。サイト名は「
coco充電」。
日産は、既にLEAFのナビ上で充電ポイントを配信し、ホームページ上でも充電ポイントの検索ページを用意しています。そこになぜ、新たにこのようなサイトを立ち上げる必要があったのでしょうか。
私はその理由として、充電インフラ普及のスピードに地図会社(LEAFのナビの場合はゼンリン)の情報収集・整備のスピードが追い付かないという問題があるからではないかと考えます。
コンビニやガソリンスタンドの場合、店舗は必ず何かしらの系列に属しており、その本部から情報を収集することが可能です。しかし充電インフラの場合、誰もが独自に充電器を設置し充電サービスを提供することが可能であり、それらを網羅的に収集することは非常に困難です。
そこで日産は、全国に散らばる数多くのユーザーから情報を吸い上げるスキームを作ることで、この問題を解決しようとしているのではないでしょうか。いわば、EVユーザーを無料の調査員として利用しようという試みですね。
現時点、coco充電の充電器登録数は685と記載されています。(CHAdeMO協議会がgoogleMAPで発信しているデータをほぼそのまま利用しているようです。)
これがEVユーザーの手によって、どの程度情報が整備されていくのか。今後の展開を注目していきたいと思います。
しかし私はやはり、「
EV-FAN」の方が使いやすくて好きですね。急速充電器の登録数も、CHAdeMOやcoco充電より多いですし。
Posted at 2011/12/22 02:40:47 | |
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