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イイね!
2014年06月11日

インプレッションについて考える

新型車が発売されると、自動車関連雑誌やWebサイトで、試乗レポート…いわゆるロードインプレッションなんてのが載ります

昔、CAR and DRIVERという雑誌のインプレッションは、好きでした

過去形なのは…
もう20年以上読んでいないから、今、どうなっているのか知らないんですね

発売されるクルマに、モータージャーナリストが乗って、感触や感想をレポートしてくれるわけで、実際に自分が乗っているわけでもないのに、乗った気分になれる臨場感もありましたし、そのクルマの持つ「良さ」「悪さ」という尺度ではなく、「クセ」とか「特性」と言った形の、客観的なレポートぶりだった記憶があります

前にも少し書きましたが、
私は、最初のクルマがKP51パブリカスターレットという、フロント:ストラット、リア:リーフリジッドのFR車でしたので、後輪に力を入れながらロールしながら曲がるというクルマで運転を覚えた関係上、車高を下げたり、ロールを抑えたりするクルマは、挙動から限界が掴みにくく、ちょっと苦手です

2台目のEP71も、今のクルマに較べたらかなり腰高で、よくロールするクルマでした
スターレットのワンメイクレースなんかでは、1コーナーで一斉に全車「犬のションベン走行」です

最近のレポートでは、「ロールするクルマは、フニャフニャしていて足が弱い」 という定説があるようで、「車高調かませばコーナーバリバリ速いクルマ」という都市伝説を醸しているようにすら感じます

アフターパーツメーカーから金貰ってんのか?

バネレート上げて、ダンパーのストローク小さくすれば、当然ロールは減るのでしょうが、クルマの挙動が小さくなるということは、私のようなヘッポコドライバーには、今、クルマが置かれている状況が掴みにくくなっちゃうわけです

もちろん、エンジンのパワー、タイヤ、サスペンションのジオメトリー、そして運転者の操作がマッチすれば、「コーナーで速いクルマ」になるわけですが…
ぉぃ! 今のクルマって、「横滑り防止(制御)装置」が標準でそ?
むしろ、意図的に滑らせることが難しくなってるクルマで、どぉもならんじゃん

結局、見た目と都市伝説に吊られて車高調組んでる人が殆どなんじゃないかと思うんですね

軽トラをメインで乗ってるぉぃらが言うのもナンですけれど…

例えば、「柔らかすぎる乗り心地が酔うから、ダンパーを交換する」とか
「乗り心地は犠牲にしても、ステアリング応答がちょっとでも高い方がいいからバネレート上げる」とか
そういう明確な意思を以て弄ってる人は、むしろ少数派…

オッティのサイトなんか見てると
「インチアップしたらホイールハウスとタイヤのスキマがカッコ悪いから車高調インストール」
なんて、バカ丸出しの理解不能な書き込みもあります

だったらそのクルマ、床の間に飾っておけ!!

なんてコメントは書きませんが、ココロの中ではそう思ってます

ぇぇ…何の信念もなく、ABやYHに行って、
「オレのオッティライダー、オサレにインチアップして」と言えば、
認証工場の看板背負ってるショップは、メーター誤差が保安基準違反にならないように、純正外径よりも「うちわで一番大きい外径」のタイヤを出してきます
つまり、純正径よりも大きくなることはあり得ないのですから、ホイールハウスのスキマは、大きくなるに決まっています
(実際には、外径が大きくなっていても、速度計誤差やツラ、車体干渉がなければ車検は通る理屈なのですが、認証工場では、純正サイズに強い拘りがあるので、純正サイズ以外では入庫を断られることもありますね)

ぃゃ、いーんですよ、農道を80km/hでかっ飛ばしてるつもりでも、実際は70km/hしか出ていないんですから

「インチアップして50タイヤ履いて車高調組んだら高速でもコーナーの突っ込み安心」…
て…
スピードが5km/h落ちてることに気づいていないんですから(爆)

ちょっとめんどくさいけど計算してみると
80km/hに対して5km/h速度が落ちると、速度の2乗に比例するコーナリングフォースは、12%低下するんです(笑)

そりゃ~、安心だ(爆)

あぁ勘違いwww



ちょっと話が逸れました

インプレッションは、メーカーのPRではないのですから、
「最新技術で走りを極めた」なんていう、メーカーのプレスリリースのコピペは不要なんです
ていうか、それ、インプレッションじゃありませんから

みんカラのトップのお知らせに出て来るインプレなんて…PR以外の何物でもなく、購入検討の参考になるものは、一切見たことがありません
だって、メーカーサイトと同じことしか書いてないんですから

走りがどう極まっているのかが、知りたいわけで、だとすれば客観的に、ブレーキ踏みながらステアリングを90度廻すとどうなるのか、ソコからアクセルを床まで踏んだらどうなったかを知りたいわけです

結果、不快な撚れ戻しがあって後内輪がバタついた となれば、リアの追従性が弱いのかな?とも思うし、フロントの外輪が底付きした となれば、レート上げた方がいいのかな?、スタビ強化が必要なのかな?とも思えるわけで、それ前提で買うという選択も成り立つわけですよね

まー
そんなこと書いてたら、読者が離れて、スポンサーも離れてしまうから、レポーターが、スポンサー迎合的になるのは仕方ないことなのかもしれませんが、結果、みんカラのようなユーザー口コミが拾えるサイトが有難いわけです


パジェロイオなんて…
P@i というサイトがなかったら…とっくに事故って廃車になってますわ~

生産終了からもう7年になりますが…
未だ、ABSのリコールも、サービスキャンペーン情報も提供されていませんが、対策品は、アングラで供給されています

ミツビシほど強烈な設計ミス隠しを、他のメーカーもやっているとは思いませんが、敢えて弱点や欠点をPRするメーカーもないでしょうから、専門家のインプレッションは、もうちょっと丁寧にユーザーサイドに立ったモノを期待したいですが…ムリなんでしょうねぇ
ブログ一覧 | マナー考 | クルマ
Posted at 2014/06/11 20:20:27

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この記事へのコメント

2014年6月11日 21:22
今晩は、

車を購入する場合、カタログの入手、インプレッションを掲載した雑誌の購入から始まりますね~。

最高速とか加速性能が軽視され、燃費性能とか環境に与える影響が重要視され、不便さは別として、乗っていての楽しさを伝えて欲しいものです。
(その点、軽トラのMTは、操作する楽しみが残っているし、気を付けて運転したら、積載重量の倍の荷物も運べるし・・・)

個人的な拘りなんですが・・・。
しっかりした骨格を持った車しか興味が無く、フレーム付きの車しか乗っていません。
(スポット外れが原因で、強度が低下して、軋み音とか、傾いた所でのドアの開閉が困難とか・・)

長く&安心して使える車が一番なんですが、新車のインプレッションでは、記載出来ない内容なのかと・・・。

それでは、またまた。

コメントへの返答
2014年6月11日 21:39
楽しさ は、官能領域という個人差があるので、客観的な事実をどう伝えられるか というところが、レポーターの質なんだろうと思いますね

骨格などの造り込みは、これまではメーカーの伝統的な考え方を信頼できたのですが(三菱車は、その点では定評ありますね)、今後は「国際競争力重視」で、メーカー横断の共通プラットフォーム造りなんていう動きもあり、不安要素があります

堅牢性については、新車でも、市販車を、普通のユーザーがやらない程度にブン廻せば、プロのドライバーならわかると思うのですが、如何せん、ユーザーの購入動機のインセンティブは、「燃費」「快適性」「簡単さ」に傾いていますし、経年車への重加算税政策とも相まって、長持ちするクルマを作っても(宣伝しても)売れないのでしょうね

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