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2013年04月13日 イイね!

三ナイ運動 と、交通教育

ずいぶん昔のことになります

当時はまだ、年間の交通事故死者数が1万人を超えていました

私は、何の因果か、「若者の交通事故死者を減らすための交通教育」なんて仕事をしていました

交通教育と言っても、免許更新なんかで交通警察OBが写真やスライド見せながらめんどくさそうにやるあの手の座学ではなく、当時のトレンドは、体験型というもの

クルマなら、いわゆるGTカードライバーを招へいして、一般ドライバーに真似をさせて、自分がいかに下手かを自覚させる
バイクなら、トライアルの選手や、全国白バイ大会上位者なんかをお手本にして、一緒に走らせる…

そんな、イベントの企画屋みたいな仕事です


受講者の感想というか、アンケートは概ね好評で、手間もカネもかかるけれど、グラフで停止距離を見せて車間距離をとれ と言うよりも、実際にクルマや人に見立てたセイフティーコーンに激突する経験は、自分も含めて、思い上がったドライバーには目からウロコの効果だったようです

しかし、どんな教育プログラムもそうですが、問題になるのは、そうした講習に足を運ばせる方策をどうするか

自ら進んでこうした講習に足を運ぶ人は、そもそも自分が安全に走りたいと思っているわけですから、身近に機会さえあれば受講してくれますが、そもそも自分にその必要性を感じていない人…つまり、交通安全のためには、こうした人にこそ首にナワを付けても講習会に連れて行きたいわけですが、そうした人は、自宅隣の自動車学校でそうしたイベントをやっていても、サンダル履きでコンビニにエロ本買いに行く方が大事でしょう
免許を持つ=大人に、そうしたことを義務付けるには「法律」による義務付けがなければムリです

しかし、そんな法律は、自ら管理している運転免許制度自体の不備を、警察が認めることに繋がるわけですから、実現不可能なことは容易に理解できました


で…自分にまつわる交通教育について考えてみました

幼稚園や小学校低学年では、初めての道路交通参加者(歩行者)として、道路の渡り方、飛び出し注意などの教育を、素直に受け入れます
学校にパトカーが来たり、制服着た警察官がフレンドリーに教えてくれることに、一種の興奮さえ覚えながら、「交通ルールを守りますか~」「ハ~イ」 なんて、無垢にやっていたわけです

小学校高学年にもなると、自転車と言う車両を手に入れ、行動範囲も飛躍的に伸びます
で、学校では、講習を受けることを条件に、自転車乗ってもいいよ みたいな…子供にすれば、その講習を受けないで自転車乗ってるのを先生に見つかったら怒られる…位の威圧感と共に、反対に、その講習を受ければ、自転車という夢の翼が手に入る という錯覚で、まぁ真面目に受講した気がします

中学に入ると、通学距離2km以上は自転車通学が許可される学校でしたので…自転車通学許可者は、講習受講が義務付けられ、コレも、自転車通学が許可されれば、放課後の行動範囲が飛躍的に広がるわけですから、進んで受講します

高校にもなると、そろそろ嫌気がさしつつも、自転車で通学するためには、やむなく受講します

つまり、年齢が進むにつれて「止むなく」という気持ちになるとはいえ、自ら受講の意思を持って交通教育の場に歩み入ることになります

ところが、この動機に転機が訪れるのが、やっぱり高校時代

16歳になると、原付、自動2輪の免許取得が法律上は可能になります
が、ソコに立ちはだかるのが「校則」

二輪車の免許を取らない、持たない、乗らない
いわゆる「高校生のバイク三ない運動」


一人で歩き始める頃に、歩き方を教え、一人で自転車に乗り始める頃に、乗り方を教える と、ココまではうまくいくのに、バイクを乗り始める頃には、そもそもバイクに乗っちゃダメと言う矛盾を突き付けられ…教育を受ける(施す)機会を失っているのです

そして、公認自動車学校というドライバー製造所で免許を買って、ひとりで運転できる気になって自動車を運転するようになるから、自ら講習を受講しようという動機がナィわけです

で、三ない運動について調べてみました

昭和40年代、カミナリ族が流行り、そうした輩の暴走行為が世間から白い目で見られるようになると共に、「暴走行為に起因する事故死」…とはいえ、若者の二輪事故死=暴走死という、短絡的なラベリングをされていたのも事実で、そうした事故で命を落とす若者と同年代の子供を持つ親の心配は、最高潮でした
しかるに、一般的にその年代は、精神的自立を前にしたいわゆる「反抗期」
子どもは親の言うことなど意に介しません

そこで親が頼ったのが、「学校」でした

今では信じられないかもしれませんが、当時学校の先生というのは、今よりも遥かに尊敬され、畏怖の対象となる聖職でした
PTAという場で、子供がバイクに乗りたがるの抑えられない親たちが、「なんとか校則で禁止してくれ」…と、懇願したわけです
当初、学校側は、法律で認められているコトだし、家業を手伝うために二輪免許が必要な子供も居るのだから と、校則による一律禁止には後ろ向きだったのですが、「親の悲願」が最初に叶ったのは雅な京都府

当然、免許持てない、バイク持てないわけですから、京都府の高校生の二輪事故死者は激減
雅の町からカミナリ族の爆音も消えたわけで、マスコミはこぞって「高校生にバイクは不要」ともてはやしました
その先は、推して知るべし

しかし…それが問題の先送りでしかなかったことに気付いた時には既に遅し
18歳になり、高校を卒業すれば、それまで抑圧されていた若者のうっぷんが一気に解放されるわけです
で、昭和48年には、交通事故死者は史上最悪の16,000人を超え、「交通戦争」と呼ばれるようになったのです
その後、交通取締りの強化や、道路施設の改良、自動車自体の安全性向上、ヘルメットやシートベルトの義務化などによって、死者数は漸減傾向にはなりましたが、スピードという魔物に取りつかれやすい若年者の死者数は一向に減らず、増して2年余りの抑圧からの解放を愉しむ若者が、交通ルールやモラルを守るはずもなく、バブル期には、全交通事故死者数の25%以上を若者が占めるという、人口構成比で考えると「死亡率2~3倍」という状況になりました



平成の時代に入って、この異常事態に気付いたのは、なんと神奈川県の公立の実業高校の生徒たち
当時、高校生の自転車マナーが問題視される中で、生徒会活動としての交通安全委員会のようなものがあったのですが…先輩である卒業生のバイク事故死を契機に、「高校生はマナーが悪い」と、社会から決め付けられていることに反発しながらも、自分たちが、この先社会に出れば免許を取ってクルマを運転しなきゃいけないという現実にも目を向け、この先死なないためにはナニが必要なのかを真剣に考え始めました

その結果、先に述べたような「能動的な交通教育受講動機」が、三ナイ運動という、交通社会から高校生を遠ざける…バイクに興味を持たないように、学校や親が、交通教育を忌避している傾向にある と言う事実を、親、教師、生徒に対するアンケート調査からあぶり出してしまったのです

子供に鋭く本音を突かれたPTAには、返す言葉がありません
結局、PTAというオトナだけの力で子供たちをとりまく交通環境を制御しきれない以上、子供たちも含めた形で、交通参加者としてどういうトレーニングが必要なのかを考えることになり、真に二輪免許が必要な人までもその機会を奪う正当性はないし、子供同士も「あいつが持ってるから欲しい」というだけではなく、「自分にとって必要なのか」を親と直接議論できるような土壌もでき、それまで「北海道・愛知・神奈川」は、交通事故死者数御三家だったわけですが、その高校生らの活動の3年後には、確か、「9位に転落する栄誉」を得るに至ったことは、限られた関係者だけの間でレジェンドになっています


しかし、3ナイ運動は、今もなお、綿々と続いています
それは、教育の手間を惜しむ大人の責任でもありますが…
とはいえ、やはり親の懸念通りに、子供を抑え付ける大人に反発するしか能がなく、自ら打開策を提言しようともしない子どもの側にも、いくばくかの責任放棄があるようにも思えます

かく言う私も、子供にはまず4輪の免許を取りなさい と、言っています

自分が2輪に乗って遊んでいながら、子供の欲求は抑え付ける傲慢な親と映るでしょうか?

ぃぃぇ ちゃんと理由を子供に話しています

4輪は、曲がりなりにも殻の中で運転でき、単独事故で命を落とすなんてことは、普通の交通の流れに乗って走っている分には、命を落とすことは滅多にない
しかし、2輪は、クリオネのように殻を持たない生身で走るので、単独事故でも簡単に絶命できてしまう
ならば、まずはより死ににくい4輪で、余裕を持って交通参加して、視野を拡げてからそれでも雨風感じて走りたければ2輪の免許を取ればいい と

結局、親心としては、三ナイ運動発祥の地の京都府のPTAと同じです
でも、その願いを学校という他人に託すのではなく、子供と直接向き合って話すこと…それだけは、やってみました
Posted at 2013/04/13 23:49:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | アネーロ | クルマ
2012年07月09日 イイね!

休日なので、ちょっとお散歩

休日なので、ちょっとお散歩自宅近くの展望台へ

ラグビー部員の急性アル中死で
一躍有名になってしまった某大学の傍

ひっそりと、観光客も来ないであろう場所に

 

小樽の市街地と港を見下ろす展望台があります

 



上の写真の左の方が「祝津」

なんともおめでたい名前ですが、水族館や鰊御殿があります




小樽港の入り口の目印となる日和山灯台

北海道の沿岸灯台は、真っ白ではなく、赤白のモノが多いようです

吹雪で視界が制限されるときにも見え易いように…だと思いますが、
海上の吹雪というものは、そんな程度でなんとかなるものではないと思います

視界が悪い時にも灯台の方向がわかるように
霧笛を鳴らす「霧信号所」も併設されていましたが、

レーダーやGPSなどの航海計器の普及で、その必要性が怪しくなり、数年前に廃止されました




灯台を見下ろす「パノラマ展望台」




ズィっとアップにすると

日和山灯台と鰊御殿

往時には、この岬から「盛り上がる海面」を見下ろして、鰊漁をしていたのでしょう


すぐ傍にノイシュロスというホテルがあって、この眺望を露天風呂から愉しめる?
かどうかは、泊まったことないのでわかりませんw
Posted at 2012/07/09 20:30:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | アネーロ | クルマ
2012年06月28日 イイね!

お天気に誘われて

お天気に誘われて小樽から、道道1号線を通って定山渓へ

更に国道230号を南下して中山峠へ

久しぶりに走ってきました^^


北海道の道路は、とても気持ちいい
でも…気持ちいいからといって調子こくと

 

こんな人に呼び止められますww


幸い、親切な対向車が知らせてくれたので呼び止められずに済みましたが^^;

 

 
 



朝里ダムです

右側に道路が見えますが、この緩~い曲率で、画像の更に右側にループ橋が架かっています

八ツ場ダムの橋もすげぇな と、思いますが

ダム建設に伴う道路の付け替えってのは、どこもゴージャスですねぇw




 


で、今日の目的地は羊蹄山を望む中山峠

道の駅の駐車場からは高圧電線がジャマなので、もう少し下ったところで撮りました


ちょっと空気が煙ってるのが残念ですが

さすがは「蝦夷富士」 という姿です



今日のライドは行程約170km(出発から帰着まで4時間ちょぃ)
なんと燃費は28km/ℓを超えました

正直、びっくりですが…
何しろ、何キロも信号がない道が続く上に、「青い服の人」を警戒して遵法走行
 
 
Posted at 2012/06/28 16:50:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | アネーロ | クルマ
2012年03月20日 イイね!

キャリイ君にバイク積載

キャリイ君にバイク積載引越しのためにバイクを積みます

トランポとしてなら、積んでロープで固定するだけですが・・・
バイク以外の荷物も積む予定だし、フェリーに乗るので
ガソリン入りのバイクが積んであることがバレるのは・・・

新日本海フェリーはどうだかわからないけれど、
大洗~苫小牧の商船三井フェリーでは、
トラックにバイクを積んで航走する場合、トラックの運転者と積載台数分のバイクの運転者が乗っていないといけないことになっています(貨物としてのバイクの場合、ガソリンは空にすることになっています)


まずはお手製のラダーでバイクを荷台に載せて・・・




ロープでタイダウンします
この後、アオリに沿って挿し枠を入れるので、アオリの下の隙間から荷台のフックにロープをかけます




サスペンションが少し沈む位にグィっと引っ張ります




プラダンの挿し枠で囲んで行きます




コレでブルーシートで包めば、バイクを積んでいるようには到底見えません

てか、

かなり怪しいですが^^;
Posted at 2012/03/20 10:23:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | アネーロ | クルマ
2012年01月30日 イイね!

補修用部品?

補修用部品?17年オーバーのバイク

一昨日、排気管のピンホールを発見しました


で、早速Web!keというバイク用品通販サイトで純正部品のお見積りをしてみました

今日、見積もりの連絡がありました

ガスケットは@284円×2個
固定ナットは@179円×4個
マフラーアッセンブリは@67935円×1個

へぇ~~ 純正マフラーって、7千円しかしないんだ











ん? コンマがあるね



7万円!?


えぇぇぇぇぇっ

660ccのキャリイ君の純正マフラーは、KTV Ultimateのオールステンレスマフラーでも5万円台ですよ
辻鐵工所のHSTマフラーなら、1万円ちょっとですよ

250ccのバイクのマフラーが純正で7万円


挫折感過積載!


てか、中間パイプをワンオフで作って2万円位のサイレンサーと組み合わせるなんてコトをやってのける鉄工所に巡り合えれば・・・5万円も出せば作って貰える気がします


1か所だけ、心当たりはありますが

如何せん



それは石垣島の仲里鉄工所

ぇぇ
本業ではありません

いわゆる街の鉄工所なのですが・・・ココのオヤジさんは、溶接技能士の全国大会でも表彰を受けるような「匠」
なのに、工賃は、「普通」

多分、頼んだら、やってくれる気がします

「息子の練習台にちょうどいいからよっ」
とか言って・・・


でも
往復のフェリー代の方が高くつきますww





とりあえず

暖かくなったら耐熱パテで補修することに決定

てゆ~か
普通の鉄工所でも、パイプの曲げや溶接なんてお手の物なんでしょうが、
自動車やバイクの部品となると、強度の問題とか、クレームを嫌って、なかなか請け負ってくれないのが普通ですよね?

かといって、ワンオフ製作を謳い文句にしているショップって、ビッグバイクとかスポーツ車を相手にしてるわけで、こんな不人気車を持ち込むのも気が退けるというか、キャリイでヤナセに行くような感じ


こんな不人気車でも扱ってくれるような心の寛い「変態さん」に巡り合えることを夢見ることにします
Posted at 2012/01/30 19:41:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | アネーロ | クルマ

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