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最近懐かしさもあってこんな本買いました

『炎上』と言うドキュメンタリー検証本を読んでいます

1974.6.2「富士グランチャンピオン・シリーズ
第2戦　富士300キロ・レース

この第二ヒートでおきた悲惨な多重事故の検証を当時の資料や、ドライバーの証言で綴るというものです

私と同年代のレースファンは記憶してる方も多いかもですね
この事故で、風戸ひろし、鈴木誠一と言う二人のトップレーサーがなくなりました
特に鈴木誠一選手は、１１０サニーの全盛期、東名丸善石油サニー（黄色に↓が２本）で大活躍してたので、特に記憶にありました。またこの事故で、黒澤元治（元さん）が過失致死で書類送検されライセンス返上、一時引退と言うことになったのです。

そしてこの事故以来、富士の３０度バンクは永遠に封印されました。
これ以前の７３年最終戦でもその３０度バンクでトヨタ系の中野雅晴選手が下からスピンしながらバンクを駆け上がってきた生沢選手のマシンをきっかけに起こった多重事故で炎上で死亡してるんです

これもスタート直後の３０度バンク、ベストなラインが取れずバンクの下方を選んだ生沢のマシンが
耐え切れずスピンしながらバンクを駆け登ったのが発端でした
それでこの第２戦の事故の発端、それは３０度バンクのベストライを取るべく黒澤がアウト側に動き
そこを後方から加速してきた北野元のマシンと接触バランス崩した北野のマシンがコースを横切り
後方で大混乱がおき、４台が炎上して二人が死亡すると言う大惨事になったと言う事です

ちょうど昨日のＦ１のスータート、
コースを横切るようにイン側いっぱいによってきたグロージャンに行き場を失った
ハミルトンが挟まれて、それをきっかけに１コーナーでマシンが空を飛んだり、乗り上げたりと
まるで当時のグランチャンの事故を思わせるようなシーンでした





どう見ても、こっちの方が事故の規模としてはでかい気がしますし、原因もはっきりしてそうです
でもだれも怪我ひとつしてないし、最近のマシンの安全性やサーキット設備とか当時とは比べ物に
ならないくらい良くなってるんでしょうね

先の炎上と言う本には最終的に断定は出来ておらず、何故黒澤が訴追されたのか！？という疑問と
当時のレース界の現状や雰囲気みたいな話でうやむやに終わっていますが、もしこの本を読んでたら
また当時の参加ドライバーだったら二度と昨日のような事はやらないだろうな？？なんて思いました

昨日の事故は、原因作ったグロージャンだったけ？が１レース出場停止！！でチャンチャン、
だれも傷ついてないし・・・でおしまいらしいですね
今は映像に残せるし、何度も検証できますから事故原因もわかりやすいし、あぁ～だこぅ～だという
言い訳も架設も出来ないですからね！！

これもマシンの安全性のお陰なんでしょうね、当時のグランチャンマシンはピラピラの外版にフォーミュ
ラーの骨組みみたいなマシンで、激突すればすぐ火が出るし、ステアリングシャフトが飛び出して
ドライバーを挟み撃ちに・・・みたいな事が書かれています

まぁ～私ら遊びで競争してますが、あまりカッカならずに、楽しく遊びたいですね
と言うことでくれぐれもマシンの安全性をそこなうような改造はつつしみ、お互い節度のある
楽しいサーキット遊びにしましょう