
先日、D3でゆるゆると走っていたときの事。
急に旗を持った暑苦しい格好をしたおじさんが道端から飛び出してきて手招きしてます。何事かと行ってみると、どうやら使い道のない青い切符を15,000円という法外な値段で買ってほしいらしいです。いらないと断ってもしつこく買ってくれとせがんできます。
ふと、周りを見ると同じように押し売りにあってる車が3台居ました。街道から脇に入ったこの場所はU字型になった旧街道の名残りで、4台ほど入る事ができます。切符を買った人はそのまま前に進み元の街道に戻って開放されます。やがて他の車は先に出て行き、自分だけになりました。
U字部分は狭く、すれ違ったり方向転換するスペースはありません。
ここに居座ったら他の人が押し売りに合わずに済むのかな?
そう思って居座る事にしました。おじさんといろいろな話をしました。こんな押し売りをしてて心が痛まないのかとか、代金を払わないとどうなるのとか、事業仕分けの影響はないのかとか、駅前の方が切符を買ってくれる人が多いとか、家族の事、仕事の事、などなど...
おじさんは早く切符の受け取りにサインして出て行ってほしそうです。
そうこうしているうちにD3のエンジン警告ランプがポーン!と鳴って点灯しました。なんというタイミングでしょうか。
仕方なくエンジンを止めて、分厚いマニュアルを調べる事に。マニュアルを熟読したところ、すぐに運転を止めてディーラーで点検するように書かれています。言葉は丁寧ですがあからさまに迷惑そうな顔になってきたおじさんに事情を話して、ディーラーに連絡して指示を仰ぐ間まってもらう事にしました。
ところが私は、普段から携帯を持ち歩かないのでディーラーに連絡するには公衆電話を探すしかありません。私は車を降りて電話を探しに行く事にしました。おもむろに車を置き去りにして電話を探しに立ち去ろうとすると、おじさんはあわてて立ちはだかります。おじさんは、こんな山の中に公衆電話はないと言ってレッカー車どうのこうのと言い出しました。レッカーされるのも困るし、もうだいぶ長い事ここにいてたくさんの方々を押し売りから守る事もできたので、仕方なく切符を買ってあげることにしました。大人ですから。
でも、こんな迷惑な押し売りに付き合うのはもうごめんです。そこで、うわさに聞く押し売り探知機を購入しました。ユピテルのイエラ YPB505Siという機種です。
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Posted at 2010/07/02 02:26:56 |
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