
kazu_xxさんよりお借りしたCDAの吸入抵抗を測定してみました。
また全部計るのも大変なので、純正エアクリボックス+K&NとCDAのみです。
K&Nは象の鼻の有無も合わせて測定してみました。
測定環境も若干変更して負圧発生装置からごみパックを取り除いて、負圧が最大になるようにしています。

結果はこの通りで、吸入抵抗の低い順に
1 穴のみ(黒) ⇒ 84.8Hz
2 K&N鼻なし(赤破線) ⇒ 89,7Hz
3 CDA(緑) ⇒ 91.6Hz
4 K&N鼻あり(赤実線) ⇒ 94.6Hz
です。
CDAの成績は思ったより伸びませんでしたが、ちょっと状態に問題があって本来の性能ではないかもしれません。
ご厚意でお借りしておいて、こんな事を言うのも気が引けますが、、、フィルターが汚すぎて(^_^;)
掃除機でフィルターのごみを吸い取った後、ポンポン叩くとまだまだ出ます。タイヤカスでしょうか?

いやあ、こんなになるまで走り込んでるとは、さすがです (笑)
この状態で上記の成績ですから、きれいなフィルターならK&N鼻なしと逆転するかもしれません。
興味深いのは、K&Nの鼻付きとCDAの比較です。
両方とも鼻付きですが、K&Nの94.6Hzに対してCDAは91.6Hzと低抵抗です。
この差が、フィルターの差によるものなのか、ダクトの差によるものなのか、ダクトを入れ替えて測れれば良かったのですが、径が異なるのでうまく計測できませんでした。
ただ、純正のエアクリボックスでは鼻の有無で大きく差がついていることから、ダクト形状の違いによる影響は少なからずあると思います。
今回の測定では単純な気流ですが、エンジンには吸気脈動があります。
こういうダクトに脈動する気流を流すと、その形状により流れやすい周波数が変わってくるのですが、難しい計算は省いてCDAのダクトは純正ダクトより概ね2.2倍の周波数で効率が良くなります。
あってる保証はありません。というか多分どこか間違ってる(^_^;)
例えば、純正が3000rpmで最大効率になるとしたら、CDAは6600rpmで最大になります。
これほどの差を付ける理由を考えると、おそらくCDAは脈動の利用というより、絶対的な空気量を確保したうえで、エンジンルーム内の熱気を吸わないようにするためのダクトと解釈した方が自然です。
このあたりの性格の違いが、kazu_xxさんがCDAにあまり良い感触を持たなかったと言う理由かもしれません。(単純にフィルターが汚れてただけかもしれないけど(^_^;)
となると、どうしても脈動のある気流で測定したくなります。
そこでこちらの新型負圧容器です。
中身はまだ秘密。。。
上手く測れるでしょうか。
Posted at 2014/05/11 21:39:00 |
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