SSTR 2024 エントリー

SSTR（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）というイベントをご存知でしょうか？

日の出と共に日本中どこかの東の海岸(太平洋側)をスタートし、太陽を追いかけながら日本列島を横断し、日没までに石川県千里浜なぎさドライブウェイ(日本海側)でゴールするというバイクのベントです。
速さや、他の人との競争ではありません。

今年で12年目になり、今年は14,000台が参加したそうです。(期間は約2週間で、それぞれエントリーした日に走ります)

偉そうに解説しましたが、私も数年前に親父から教えてもらって初めて知りました。


親父は限定解除(現在の大型二輪)免許を持っています。昔は500ccのバイクに乗っていたらしいです。



が、、、記憶にある親父のバイクと言えば、幼稚園くらいの頃に乗っていたリード90(原付二種のスクーター)だけ笑

それ以降はバイクに乗っていない親父ですが、小学校低学年くらいの頃にレッドバロンに連れていってもらった記憶があります。

「バイクは、右手と左手と右足と左足、4つ別々の操作をして乗るんだぞ」と言われて(難しいわ…そんな面倒なら車のほうが良いじゃん…)と思ったことを覚えています。


当時の私は車が好きで、バイクには興味がありませんでした。

時は流れて中学生になると、あまり治安の良くなかったうちの学校は、授業中に廊下を3年生が原付きで走っていたり、自分が3年生になる頃には友達が原付きに乗り始めたりとバイクが身近になってきました。

上京しても車好きのまま変わらなかった私ですが、バイト代の大半が家賃に消えていく中で車なんて夢のまた夢。

でも、バイクならアパートに置けそう。乗ってみたいな。

いつの間にか頭の中はバイクでいっぱい。
背中で彼女を感じたいと頭が◯っぱい。
恐るべし若気の至り。

バイブルはベストカーからヤングマシンなどに変わり、どれも同じに見えていたバイクが意外と個性豊かだと知りました。


中免取得後しばらくして大型二輪も取得して、いつの間にかバイク大好きになってました。

でも。。。


就職してからはバイクどころではなくなり、結婚して子供が生まれて…
バイクは頭の片隅で「いつかまた」と封印してました。
親父もこんな気持ちでリード90に乗っていたのかも知れません。


そんな親父が去年くらいから「知ってるか？メグロ(カワサキの往年の名車)の250cc版が出るらしいぞ。あれ出たら欲しいな。」と言い始めました。

…親父はもう名実ともにお爺さんです。
それでも、SSTRの事を知っていたり、バイクに興味があるようです。(本気で買うつもりじゃないと思いますが)

暗い話になっちゃいますが…
義理の父が、今年亡くなりました。
義理の父も旅行が好きだったのに、闘病生活が長くてあまり一緒に出かけられなかったことが悔やまれます。


また、友達も最近旅立ちました。
みんカラで知り合った友達ですが、私と同世代です。もっと一緒に遊びたかったです。

そんなこともあって、やりたいことは元気なうちにやっておこう。
「あのときやっておけば…」と思わなくて済むようにやっておこう。と思いました。

だーーーーいぶ脱線しましたが…
SSTRには、タンデムクラスがあります。

普通は、夫婦のタンデムや、子供を乗せた親子タンデムだと思いますが…


この度、リターンライダーのおじさんが爺さんを乗せて、親子タンデムならぬ子親タンデムで、SSTRに初挑戦しました。


親孝行になったのか、老人虐待になったのか。
少しずつ、思い出を記録しておこうと思います。