今回の登山はお馴染鳥取の「大山」です・・・
虹で例えるなら「俺の嫁」的な場所でもあり毎年欠かさず登る場所
正規の「夏山登山道」からではなくユートピアルートから三鈷峰に向かいます
夏山登山道は今まで日記でも何度も書いてあるように「初心者向けで登りやすい山」の代表格です
登山道は連日大混雑、危険箇所もほぼ無く、登山者の9.5割はこちらに登ります
大山山頂は1709m 三古峰は1516m
そして今回の三鈷峰は大山のバリエーションルートで難易度は中級者向け、縦走に関しては日本では屈指の超難易度
以前の大震災で大山の多くは崩落し大山の山頂に行く登山道はほぼ「無くなってしまいました」それ故「剣ヶ峰」という山頂ではなく「弥山」という安全な場所に山頂の表示が移されています
今回はその本当の山頂に向かってアタックしてみました
滑落事故が毎年数件あり死亡者が出ているので登山道は基本立ち入り禁止
現在も「自己責任」でのみ通行可
三鈷峰は3年ぶりだなぁ、気引き締めていくか
本来はこの先の夏山登山道前に駐車場がありますが車中泊には向きません。夜中車が入ってくるのでライトが気になります
なので大山情報館前駐車場で車中泊しそこからスタート
大山寺までの参道もやたら長く坂もあるので参拝の際には注意

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大山寺の大神山神社奥宮の裏手に三鈷峰ルートへの登山道があります
ここからは人はほとんど見なくなります
途中谷元へ行くルートの分岐がありますがそこで三鈷峰ルートへ
しかしこちらは整備されていない道なので
獣道レベルです
草木を掻き分けながら2時間ほど歩き下宝珠越え→中宝珠越え→上宝珠越えと進み分岐そこから小屋に向かって歩いていると・・・砂すべりがあるのですが
か・・・帰り道が無い・・・だと
本来はここの砂すべりを使って下山します
行きは二時間半、帰りは1時間で下山できる楽チンルートなのですが土砂崩れ多発してて落石が多いらしい・・・・
ふーむどうしたものかな・・・まぁ剣ヶ峰まで行ってから考えるか。まずは三鈷峰にさくっと登ってからだ
大山北壁を見ながらのんびりの三古峰登山
まずは三古峰到着!5分ほど休憩したのち先程の分岐まで戻ります
写真だと斜面が分かり辛いですが結構急勾配になってます
分岐先のユートピア小屋でちょっと早い昼食
15分ほど休憩しましたが誰も来ない
本来は親子丼+スープ春雨を作り、コーヒーを飲んで出発予定・・・でしたが
集中力が切らしそうなんで汁物だけ作って出発しましたw
ここからが本番
まずはこちら側からしか見れない大山
ぱっと見は緩そうですがこちら側は登山道の幅が無いんですよね
休憩できそうな場所が山頂まで無さそうなので最後に大山眺めて休憩し、本気モードで出発
三鈷峰から弥山(夏山登山道山頂)まで直線距離1km・・・この1km進むのがどれだけヤバイのか
まず草の生え際20cm程度が登山道です
ちなみにこの時、風は少しでも強ければ撤退予定でしたが無風状態だったのでいけると判断、先に進みます
こんな幅の道を延々と進みながら前を見ると・・・お?今日初登山者発見!

ヒャッハー!!!クレイジーだZE!!!
山頂付近で二人の登山者に追いついた。左上の四角い石が山頂の目印です
ゴール手前ですな

大山の真の山頂の剣ヶ峰到着!標高1731m~♪ (大山の頂上は現在1709mとされています)
ここで先に来てた二人の登山者と雑談、写真等で休憩
登ってきた道を見ると数人の登山者が登ってきてました
最終的に自分含め6人と今まで見た中ではかなり多い人数が山頂で休憩
ここで全員で雑談してましたが
「落ちるなら右に落ちたほうが良いぞw。
左は即死だけど右なら引っ掛かりあるし1%位で助かるんじゃない?w」
「この先やべぇw 死ぬな」 ←すげぇ楽しそう
一般人から見ると頭のネジ吹っ飛んでると言われても仕方ないレベルの登山者のみ
違和感ない辺り自分もこっち側かもしれませんねw
山頂の休憩を最後に、安全な夏山登山道に行く為に縦走を開始します
どうやら6人中4人は反対側

こちら側に降りていく模様
夏山登山道と違って分岐も多く登山口が3・4箇所あったかな
地元の人が多いのかな?こっちのルートは

こちらも縦走を開始します
うーん写真だと高度感出すのが難しいですねぇ

どんどん登山道が狭くなってきますね
幅はご覧の通りw
ぱっと見は助かりそうな感じではありますが前写真の通り斜面がかなり急なので
風に遊ばれてしまった日には人生終了でございます
平坦な道じゃきっとつまらなーい♪(魔方陣grgr
一緒に行く事になった男性と雑談しながらさくっとクリア・・・
・・・・・・・えっと登山道どれ?・・・調子こいてすいませんでした
壁に張り付いて移動w
最後の難関であるラクダの背をクリア
もはや登山道とはいえない砂利の上を進みます。
砂利なので進むとどんどん崩れるわ崩れるわ
斜面45度、幅10cm程度の砂利の上
もはや狂気の沙汰
先にクリアしたので後から来る男性を待ちます
途中、滑ってるのを見るとこちらも怖くなりますわw
無事にきてくれよーって本気で思いましたわ
クリアして夏山登山道の山頂である弥山を目指します
5分ほど歩き夏山登山道と合流
こちらは安全な初心者ルート頂上。幅広いです

というか観光地レベル
縦走してきたので思いのほか時間を食ったのかすでに11時半
人でごった返しです。大山の登山は早朝登山がお勧めです
お昼過ぎると大混雑で登りも下りも順番待ちがあるくらいですから
こちらはもう危険箇所なしなのでダッシュで降ります
小走りで一気に下山したら1時間弱で谷元まで降りてこれました

山は色づいていますが紅葉は枯れていました
変な気候でしたからねぇ今年の秋は。桜が咲いたりしてましたし
同じ登山口に下山。無事に下山出来たことを山の神様に感謝!
さて駐車場に向かって移動してるとこの火の3時にオープンした大山火の神岳温泉があったので行ったのですが土日1000円はちょっと高いなぁ・・・狭いし。まぁ入りましたけどね
温泉のお土産コーナーに稲田プリンセスというパンがあったので試食したら美味しかったので買おうと思ったが1500円と随分高くて今回は見送り・・・
今回の登山は結構危険な登山となりましたw

そう、登山とはスポーツではなくサバイバル まさに生き残れ!ですね
剱岳や槍のとは別に怖さがあった伯耆大山。剣ヶ峰でした