(2000年7月25日)エール・フランスのコンコルドが離陸直後に炎に包まれて墜落。
全員(113人)が犠牲に。
原因は
滑走路に落ちていた別の機体の脱落部品を踏み⇒
滑走中、タイヤの表皮が剥離⇒
剥離したタイヤ片が燃料タンクを破損⇒
大量に吹き出す燃料に引火⇒
既に離陸を開始しており、たて直しは困難、失速…
1969年に初飛行したコンコルド
フライト高度18000m
ロンドン⇔ニューヨークを3時間で移動!
当時、料金は片道70万円ほどいつかは速度毎秒700mのフライトを体験したいと想っていたもの…
その後、
ディスカバリーチャンネルでコンコルドの特番が放映されました。
燃料タンク周辺の補強などが施されるが、
9・11テロ後の航空業界への逆風もあり…
運用続行を望む関係者の執念の努力は及ばず、

2003年にブリティッシュ・エアウェイ含む
全機が引退…
と言った内容でした。
さて、
話はいきなりクルマに跳びます。
数年前の事ですが…
事故当時コンコルドが使用していたのと同じ銘柄
のスタッドレスタイヤで一般道路を走行中…
突如、バンバンバン…と激しい音が!
すぐに路肩に寄せてみると右フロントのタイヤの表面がベロンと剥がれています。
パンクやバーストではなく
空気が入ったまま表皮のゴムが剥離
速度が50㎞程度からのすぐに止まれたので車体にダメージは無し。
生涯マイレッジは各車の合計で100万㎞を超えていますがこれは初めてです。テンパータイヤで帰宅後、同寸スタッドレスタイヤに1本だけハメ替え。
カー用品店などでタイヤトラブルのサンプルは見たことがあるが…
こんなこともあるんだなと…
ところがなんと、翌日も。
早朝、今度は高速道路でいきなりバンバンバン…!!!
えっ?
ヤベぇ!後ろに大型車!!!
むやみな減速は大参事・・・
ハザード!
数百メートル先の少し広いスペースまで走り切る。
バックミラーに部品が飛び散っているのが見えます。
大型車がビックリして急回避…
なんとかクルマを寄せて非常電話で事態を連絡。
緊急車両が現場に向かうので安全な場所で待機、と指示されたものの…
待っている間に散らばった部品で他の事故を誘発するのは避けたい。
幸い早朝で交通が少ないので広範囲に散らばった部品を回収します。
損傷はフェンダー内張り、ヘッドライト、フェンダー外皮など…
そしてタイヤは前回同様、空気が入ったまま表面ゴムの剥離…

事後処理に関係する役所も関わることになったが…
メーカー系の地域担当営業マンの見解として、
やんわりとした表現ではあったが、【運転者責任】と。
理由は製造年が2003年製で10年以上経過しているので、
何があってもおかしくないと。
まぁ、この時までタイヤの製造年なんて気にしたことなど無かった。
走行距離が多いので使うクルマのタイヤは3年~4年で新品交換していたから。
実は今回のタイヤは近年亡くなった親父が保管していたモノ。
ここしばらくタイヤはBSかダンロップなのでどうしようかな?と思ったけれど。
溝が8分以上のバリ山だったので、
冬以外のシーズンに使って履きつぶそうと。
陸運の検査でもチェックするのは山と表面のキズや劣化など。
タイヤの製造年など指摘されたことはありません。
とは言え、製造年の見方も知らなかったので無知を恥じなければならないのでしょう。
それでもパンクやバーストしていないタイヤで表皮の剥離って…?
高速で2回目が発生した時、
コンコルドの事故を思い出しました。

ひょっとしたら、
この時期に使われていた材料や製法などに共通した欠陥があったのかもしれないと。
※剥離しなかった2本は製造年が1年違っていました。