弟・博久は故障車の整備を担う。ある故障車を調べていた博久は、エンジン周りのホースが抜けていると読み、すぐにホースの場所を突き止めて、エンジンが正常にかかるように直した。しかし、博久の整備は終わらない。なぜホースは抜けたのか、根本原因をさらに探り、点火プラグが関係していることを発見すると、再び同様のことが起きないよう、部品を交換。そこで、はじめて博久の「整備」が完了する。
「身近にあるもので一番危険なものじゃないですかね、車って。いい加減なことはできないんで、とにかく心配で心配でしょうがないくらい、直すんです」。
その姿勢は、車検整備担当の兄・明も同じだ。車の安全性を追求し、車検には不要でも、洗車は欠かさない。洗車することで、壊れたパーツを見逃さずに直すためだ。さらに明は、車の快適性にもこだわる。ある車では、振動を見つけると、最小限の部品を交換するだけでおさえてみせた。ただ「車検を通す」だけなら、それは「整備」ではない。
オーナーが運転しやすいように、サイドブレーキを改造する
小山兄弟の強みは、“どんな車”でも直せること。その秘密は、兄弟の腕をサポートする道具にある。コンピューター制御された車の故障を発見する最新機器や、整備工場には珍しい聴診器など、その豊富さは群を抜いている。
故障部分を 聴診器で探る博久
道具を使い、あらゆる車の故障に立ち向かうのが、弟・博久の役割。一方、兄・明は、月に13冊も専門誌を熟読し、道具の展示会にも足しげく通う。いわばブレーン役だ。
明「何も知らなかったら、お客さんに迷惑がかかるでしょう。(整備士は常に)お客さんの上にたっておかにゃ。
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/1207/index.html
Posted at 2015/12/11 21:01:10 | |
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