
クリスマスプレゼント第二弾は三代目となるワンオフマフラーです。
これもクリスマスを意識したわけではなく、単に土曜日に作業予約入れたらたまたまクリスマスだっただけです(^^;)
車好きがE2のST205を買ってまず直面するのが、社外マフラーの設定がないこと(泣)
必然的にワンオフマフラーに頼ることになりますが、私も例に漏れずワンオフマフラー入れてました。
ところが、初代、二代目ともに鉄製だったため、数年で腐食して穴が空く始末。純正と同じアルスター鋼板使用と聞いたので安い鉄製にしたんですが(58000円)、何と初代は3年で穴が空きました。つけたお店に行ってもあくまでアルスター使用と言い張り、耐久性は使用状況によって異なるので何とも言えないと言うので、もう一度同仕様で作り直しました(今度は50000円にオマケ)。
今度は教訓を活かしてマフラー用のノックスドール(防錆塗料)をディーラーで吹いてもらい、冬はマメに下回りの洗浄。…が、二代目も4年で死亡。あり得ないですね。これだけ対策してもダメになるなら、同じアルスター使ってる純正マフラーは数年おきに腐食するはず。いくら何でも2回目の車検まで持たない純正マフラーなんて聞いたこと無いです。北国の車はマフラー交換が定番メニューになってしまいますね。
もう一度問い合わせだけしてみましたが、ステンレスにしたらプラス2万円程度だけど、耐久性はほとんど変わらず、見栄えの問題だと。ますますあり得ない(笑)どこに4年そこらでダメになるステンレスマフラーがあるんでしょう??
敢えて鉄製マフラーをメインに売り、短いスパンで作り直させることで商売にしてるのかな?と思い、そこで手を引いて純正に戻しました。
ちなみに、後日そこのお店の昔の話(マフラー屋ではなく、チューニング屋だった)を聞くことができましたが、今回の事件も納得出来る内容でした…。車業界、狭いですから(^^;)
そして、今年の夏にそのお店は閉店していました。体調不良という貼り紙で。
…前置きが長くなりました。
それで数年間は純正マフラーでしたが、やはり物足りなさはあり。純正も決して悪いデザインじゃないんですが、真後ろから見たら完全ドノーマルというのも色気がないな、と。
そんなときに今回の新しいお店の情報を聞きました。「factoryショップ風」というお店なんですが、みんカラでも結構レビュー出てますね。
お店の方の話だと、以前EDのチームが来ていたそうです。「EDって結構人気あるの?」と言われてちょっと嬉しかったり^^;)(←単純)。前のお店なんかED知らなかったし…。みんカラ覗いても、それらしき札幌のED達がいましたが、残念ながらもう乗り換えされてる模様。
お店にはネットで見て辿り着いたと話したら「じゃんじゃん宣伝して下さい」とのことだったので、思い切り書いてみます(笑)
さて、今回はオールステンレスでリアピースのみの交換です(初代と二代目は触媒後ろから交換)。リアピースのみとはいえ、ステンレス化しても価格は44800円とリーズナブル。価格は仕様によって変わってきます。
●見た目
一番変わったのがここ。
FFと違い、ST205の純正はタイコが奥まっていてほとんど見えません。初代と二代目は、純正とほぼ同形状&鉄製のタイコなのでやはり目立たず。そこから出口径90のテールパイプが延び、出口処理はハス切りのみのシンプルスタイル。
整備手帳に参考画像あります。
出口処理はシンプル&控え目がいいので良かったんですが、どうにも同じ径のまま長いテールパイプになっているので、締まりがありませんでした。何というか、ただパイブをつなぎ合わせた感があって、角度をつけて眺めるとイマイチ。
今回は大幅にイメージチェンジし、まずタイコが横オーバル型になり、純正より10cmほど手前に持ってきたので、タイコが目立つようになりました。ステンレスなので余計ですね。
当然テールパイプもその分短くなり、さらに出口処理はやはり90のハス切りなんですが(30度カット)、奥のタイコ側は径を絞って変化をつけてあります。社外マフラーでよくあるデザインですね。
同じ出口処理でもこれだけでかなり印象が変わりました。社外マフラーらしくなって大満足です。タイコが手前に来てテールパイプが短くなった分、手入れも楽になりましたね。
この辺はcm単位で寸法のオーダーが効いたので、これだけで前のお店と大違い。
●音
初代の頃から一貫して静かな設定です。うるさいと色々使い勝手が悪くて。
見た目では砲弾型も好きなんですが、静かさを求めればどうしてもタイコは大きくなります。値段も砲弾型だとマイナス10000円なんですが、やはり静音性重視で行きました。
アイドリングは拍子抜けするほど静かなんですが、冷間時はあからさまにうるさいです。低回転域で負荷かけると結構低音効いてるし、エンジンかけるとき(止めるときも少々)は社外マフラーらしい良い音しますが、意外にエンジン回したときの音は純正とほとんど変わりません。初代と二代目は全域で音量アップしていたので、この辺は特性が変わった感じです。やはり音だけなら砲弾型にしなくて良かったと思います。
冷間時のエンジン始動は最初うるさいな~と思いましたが、慣れるとなかなかいい雰囲気の音で、これくらいは色気あってもいいのかな?と満足。
●パワー
リアピースのみの交換なのもありますが、パワー感は純正と大して変わりません。逆に低速トルクの落ち込みもなし。初代と二代目は触媒後の交換なのもあってか、明らかに高回転寄りの特性でした。高回転の伸びははっきり良くなったけど、低速域はやはりトルクダウン。今回は明らかに純正型の特性ですね。
但し、今はマフラーにそういう性能は求めていません。本気で全域での性能アップを目指せば、エンジン特性に合わせた個別設計が求められます。この点はマフラー専業のお店の限界で、その先はチューニング屋の範疇になりますね。性能求めたワンオフマフラーなら、軽く10万は超えますし。
その点、やはり社外メーカーの車種別設計品はさすがです。
純正型のバランス取れた性能の方が好きなので、今回はかえって良かったですね。
あとは耐久性が一番気がかりですが、こればかりは時間かけてみないとわかりません。ただ、お店ではみんな5年以上使えてるし、車乗り換えでマフラー移植したりもしてるので問題なさそうと言われていますし、ステンレスならまず大丈夫な気がします(少なくとも穴は空かないかと)。
長くなりましたが、ワンオフマフラーには痛い目遭ってるので、色々思うところがありました。苦労して今の仕様に辿り着いただけに、感無量です♪