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写真は、ミハエル・シューマッハがデビューした時に
ドライブしたジョーダンのF1マシンです。
某誌の取材でお邪魔したSさん宅にありました。
当時はフォードエンジンを搭載していましたが、
契約終了後にフォードが回収しているため、
いまはエンジンレスになっています。
シューマッハのマシンは3台あり、
シューマッハ本人、チームオーナーだった
エディ・ジョーダン、そしてSさんが所有していますが、
Sさんの所有するマシンはスペアではなく
予選で使われた本物。数年前には、
シューマッハ本人が見に来るという話もあったそうです。
すごいコレクションに驚きました。

何度かトライすることになると諦めていたら、
なんと1回で予備検に合格しました！
しかし、喜んでいる場合ではありません。
正式なナンバーを取得するために、
ガレージと車庫証明などの書類を準備しなくては！

予備険を受けるために、
整備工場から専門業者の工場に移動。
ナンバーがないので自走ができず、
移動にもひと苦労。
この後、積載車で陸運局に運び、
検査を受けることになります。

工場の敷地内を動かしただけですが、
胸の高鳴りを抑えきれませんでした。
修理が終わったので、次は車検の取得です。
一時抹消してあるので、整備工場がある
北関東で予備検を取り、その後、
横浜の陸運局でクルマを受け取って
正式にナンバーを取得する予定です。

ついに修理が完了しました。
スペアのカウルが見つかり、諦めかけていた
365BBを直すと決めたのが昨年5月。
板金工場で作業が始まったのが6月。
当初はいつ終わるのかは、まったく未定でした。
レストア作業と違って、次から次に問題が発覚。
やり直しやパーツが手に入らないので、
作業が遅れるだけではなく費用もかさみ、
何度も心が折れそうになりました。
「やっぱりちゃんとは直らないのかな…」と
思ったこともあるし、「もっと余裕のある人に
引き取られたほうが、このクルマにとって
幸せだったのかもしれない」と、
後悔したこともあります。
でも、みなさんのおかげで直りました。
ありがとうございます。