おじさんは昔の人間なので、エンジンの出力制御はまだ機械式スロットルの時代なんで
アクセル小開度→吸い込み量が足りないのでタービンの速度が上がらないのでインマニ圧は負圧で走る
アクセル中開度→吸い込み量が増えていくのでタービンが回るようになりインマニ圧が加圧になる
アクセル大開度→吸い込み量がさらに増大しタービンも最高回転で回るがアクチュエータ制御圧に達するのでウェイストゲートが開きインマニ圧が一定圧に保たれる
って考えだったんですよね、すなわち出力制御はすべてアクセル開度が主となって制御されるという考え。
でもでも、今のクルマって違うんですね、って思ったのが、OBDモニタをつけてからのスロットルバルブの動き。
参考動画を撮ったんですけど
表示の内訳はこんな感じ、真ん中の円形はもちろんブースト計なんですけど
今、エンジンは負圧から加圧jへの過渡状態になってて、殆ど大気圧に近い状態、NAだったらスロットルバルブ全開状態ですけど、ノーマルクローズターボなのである程度タービンが回って少し補ってる状態
このままわずかにブーストをかけていくと
なんとびっくり突然スロットルバルブが全開に(アクセルペダルとの差に注目)
さらにここからアクセルを加圧域を下回らないように踏んだり戻したり調整すると、スロットルバルブが全開のまま加圧量だけ変化するという現象。
昔ながらの制御を知ってる人間だと、「すわスロットルバルブの故障か!?」って思っちゃってなんども接続を確認してしまったんですけど
どうやら「こういう制御」みたいなんです。
参考になったのが、他社エンジンですがホンダのL15Bターボについて解説されたMotorfanのページ。
ホンダが久しぶりに投入したターボエンジン──L15B T/C
”トルクが必要になって過給圧が大気圧に近づくとスロットルは全開になり、出力制御は電動のアクチュエーターが担当。その間スロットルによるポンピングロスはなくなる、という仕掛けである。〝
なるほどなあって思いましたよ、ポンピングロスの低減っていうのもすごいし、出力制御をスロットルバルブではなくてアクチュエーターにやらせる。加圧とバネで制御するいままでのアクチュエーターじゃできねえ真似をしてるんだなあ、ってものすごい関心してしまいました
他のダウンサイジングターボ(8AR-FTSとかスカイラインに乗ってるダイムラーの274Aとかも同じような制御してるんですかねえ…?これがトレンドなのかしら?
Posted at 2018/12/13 23:21:42 | |
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