
レストアにトヨタS800が入庫した。
最近、旧車に触れる機会が非常に多い。
1920年~ 現代に至るまで、車に触れるのはとても新鮮で良い。
友人が、プラグ清掃用に金属ブラシが欲しいと言うので、買いに出ることになった。
近場での入手先は、オートバックスかホームセンターってところだろう。
オートバックスが近かったので、そちらに向かった。
パリッとした社名の入った兄ちゃんに、「プラグのギャップゲージとブラシがセットになったような工具置いていますか?」
兄ちゃん「ギャップゲージって何ですかね?」
俺は「シュクネスゲージみたいな・・・・・・」と言いかけて、言葉を飲み込んだ。
ギャップゲージが分からないのに、シュクネスゲージが分かるはずがない。
で、勿論工具は無かった。
オートバックスの兄ちゃんには、何の感情も湧かなかったが、ギャップゲージを必要としない世の中に、寂しさを感じずにはいられない。
だってそうでしょ。一日に1~2人の人がいや、一ヶ月に1~2人がギャップゲージありますか?何て質問されると、オートバックスの兄ちゃんも嫌でも勉強するよ。
それは、世間が必要としていないってことに尽きるのだと思う。
このヨタハチは、世間からすると「何であんな乗りにくそうな車に・・・・・」って言葉で括られる確率の高い車輌さ。
そんな奴に、乗りものに乗るって意味なんか、理解できないだろうと真剣に考えるのさ。
何のための水なのか、分けるオイルの硬さの意味は、点火時期は手で調整した時代があった何て、何人が知っているのか?
乗り物を知らない人たちに、楔を打ち込める可能性がある。それが旧車じゃないだろうか。
手を抜く事なんて、出来るわけないじゃないですか。
それが分からない奴らは旧車を眺め、グダグダやってろ。
Posted at 2010/11/08 23:35:50 | |
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