目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
メルセデスベンツEクラスW212に必ずといっていいほど起きるヘッドライト内部の曇り状の汚れを清掃で除去しました。
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これは顕著な例ですが、バッファローのような形状で現れるので、「ヴァッファローマーク」とも呼ばれています。原因は不明ですが、細かいちりのような物質がレンズ内側に付着するようです。
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汚れをとるイソプロピルアルコールです。プラスチックへの攻撃性が抑制されているようです。アマゾンで1300円程度で入手できます。アルコールは手を痛めるので、必ず手袋をして作業します。
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他に道具としてピックアップツール、ちりが出なく水に溶けない紙ウエス、穴の空いたネオジム磁石2個(直径16ミリ程度 アマゾン)、0.5ミリ程度の太さのテグス(ダイソー)。ピックアップツールは、小さな電球穴からユニット内に通すので、柔らかく曲げやすいものが必要です。私はアストロプロダクツのAP070803を使いました。
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紙ウエスは、精密機器の掃除などに使われるキムワイプ(日本製紙クレシア)がおすすめです。けば立たず、水に溶けない特徴があります。塗装職人さん御用達のホームセンターなどで250円程度で購入できます。
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はじめにネオジム磁石の穴に60センチほどの長さのテグスを結びつけます。作業が終わったたとに、テグスを引っ張って磁石をユニットから取り出すためです。外れないようにしっかりと結びます。次に、キムワイプを4枚程度重ねて磁石を包みます。
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包んだあとに写真のような円柱状に形を整え、余分なところを切り落とします。真ん中(写真では下側)からテグスを出します。私はマスキングテープで巻いたのですが、これが大失敗。ヘッドライトユニット内でテープが剥がれて落ちてしまいました。輪ゴムで止めるのがおすすめです。
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磁石と反対側、テグスが出ている側をピックアップツールで掴みます。そして、キムワイプにイソプロピルアルコールを染み込ませます。これで清掃道具の準備は終わりです。
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ヘッドライトユニットです。
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裏側に直径8センチほどの丸い蓋があるので、反時計方向に少し回して外します。
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コーナリングライトの電球を外して、この穴からピックアップツールで掴んだ道具をヘッドライトユニット内に入れます。電球穴の後ろ側に空間がほとんど無いので、ピックアップツールの先端部分を指で曲げるようにして入れます。
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ユニット内に清掃道具を挿入した様子です。先端をレンズに押し当てた状態で、レンズの外側からもう一つのネオジムを近づけて磁石同士をくっつけます。磁石でくっつけたらピックアップツールを外します。
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レンズ外側の磁石と、レンズ内の清掃道具の磁石をくっつけた状態です。外側の磁石をなぞるように動かしてレンズ内を清掃します。この様子はリンクの動画を見てください。
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比較的簡単に綺麗になります。あっけないほどです。
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清掃が終わったらテグスを引いて清掃道具をユニットから取り出します。無理に引っ張って道具をユニット内に落としたりしないように十分注意してください。
コーナリングライトの電球は写真の方向で取り付けて、時計方向に少し回せば固定できます。
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綺麗になり、すっきりしました。長年の懸案がこれで解消しました。この作業はディーラーでも行なっているようです。
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