
ちょっと思い立って行ってきました。
国道158号の沢渡から上高地方向には旧道があります

この旧道にある旧山吹トンネルを見に行きます。
クルマで行けるところまで行き、そこから歩きます。
栂桜橋(つがざくらばし)が見えてきました。
ジムニーなら超えられるかな?

というカンジですが、この先は夏場は藪になります。草が枯れた今の時期だからラクに通れる。
栂桜橋の全景

高さ30mだそうです。
舗装が残っています

雪が強くなってきました。
旧山吹トンネルに着きました

昭和2年にできて、のちに(昭和30年代?に)改修され昭和47年まで使われていました。
30m上の現道から滝が落ちてきてます。
坑口のツララがキバのよう
入洞します

ひび割れからの漏水がツララになってます。
照明の残骸
トンネル内部でカクッと曲がっています

路面はコンクリ舗装。
出口です
振り返ると栂桜橋が見えます
旧道を進みます

登り坂が続きます。
何かが歩いた跡

キツネかな?
道が崩れている

なぜか鋼材が。何のため?それに、どうやってここまで運んだ?謎です。
崩れたのは梓川に削られたため
もう少し進むとまた崩れてます
コンクリの壁が傾いてる(!)

このあたりは雷岩の下で落石常襲地点。実はけっこうヤバい場所。コンクリ壁が傾いているのは裏に落石がたまりまくっているためらしいです。あの壁のチョイ先には落石でボロボロになった鉄製ロックシェードがあるんで見に行きたかったんですが、1人では何かあったときアウト。勇気ある撤退です。
帰りに気づいた立派な石垣
トンネルまで戻ってきました

来たときの足跡がほぼ消えてました。
トンネルを出るときに気づいたのですが、けっこうコンクリがボロボロ

凍結を繰り返すためなんでしょうね
戻ってきました
これも帰りに気づいたのですが、橋の下に氷のオブジェ

橋の排水口から落ちてくる水が凍ったものです。
クルマに戻って、今度は栂桜橋へ移動しました。
橋の上からさっきの旧山吹トンネルが見えます
栂桜橋は昭和47年3月竣工
「しんやまぶき」トンネルのカンバンが出ていますが

扁額は「山吹隧道」

新しいトンネルの正式名称に「新」が付いていないということは「旧トンネルは廃止」ということです。
おもしろいのは旧トンネルが「山吹トンネル」、新トンネルが「山吹隧道」というところ。普通は逆ですね。
これを見て以来、ずっと気になっていた旧山吹トンネルと、その向こう側を見ることができました。やっぱり探索は晩秋から積雪前の冬がいいです(今回は積もっちゃったけど)。
オマケ
帰りに通ったサラダ街道から見た美ヶ原の眺め

山は雪でしたが、ふもとはこの通り晴れています。
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Posted at
2016/01/10 23:34:02