
平日というか、世間は盆休みの昼休み、ディラーに約束のレーダー移設のために立ち寄る。そこにはあきらかに二日後私のものとなるLe Mans Blue E82が居るではないか。小さい、寸詰まり、目が少しヘン、高そうに見えない・・・いろんな思いは忘却の彼方、衆目も忘れて強く抱擁した。ウソ、NOTEを駐車するあいだも脳内視野から離れない。嗚呼、恋いこがれていく年月、やっと逢えたんだね。担当氏を待つ間も気になって仕方がない。
結局担当氏は不在で、さっさと自分でレーダーを取り外そうとするも、気になって仕方がない。ヤツもこっちを見ている、わけはないが、意識しているのが気取られないよう、口笛気分で、横目でチラチラ、レーダー処理班。ええい、この粘着マットは、着きがよすぎるぜ、なかなか取れない。
ようやく、取り外して、担当代理氏に「これを明後日納車の135に」そこで白々しく「あ、もしかしてアレかな?」担当代理氏曰く「へへ、旦那、ご覧になりやすかい。」といかにも好色者を見る目でヤツを促す。「そっすかぁ、じゃあ、せっかくだから。」と緩んだ顔がバレないよう代理氏から目線をそらしてヤツに近づく。
(やっと逢えたね)「ナンバーない状態ってなかなか珍しいっすよね。写真とっていいっすかぁ」「どーぞ、旦那の好きにしてくださいやせぇ、へへ」ヤツ135iは少し照れていたので撮影は2カットのみとして、いろんな角度で観察した。なんて格好いいんだ。
「旦那、シートに乗ってみやすかい、ぐへへ」そこで理性は吹き飛んだ。「いいんすかぁ、じゃ、せっかくだから」何がせっかくかわからないが、もう右手でドアを開けていた。ビニールが敷きまくられているが、そんなことはおかまいなし。「やっぱ、視界低いっすねぇ、シート上げるのは、エンジンかけなきゃダメっすよねぇ。」悲しいいかな162cmチビの私は、平均より5cmは座高が低い。だったらシート5cm上げても外からはわかるまい、ふふふ。そんな考えを巡らせていると、開いたドアの横から「旦那、エンジンかけてみなせえ」この言葉を待っていたのかもしれない。「あっ、いいっすかぁ」スタートボタンを押すが、何も起こらない。そう、ブレーキを踏んでいなかったからだ。これは原チャリのスタートと同じとすぐに思い出し、ビニールをかぶったブレーキペダルを踏み下げて再びスタート。「ボロアン、ボッボッボッボッ」右足をアクセルペダルに移動して少しクリックしてみる「ボラララァァン」クーう、顔の筋肉が弛緩してしまっているのを見られるんじゃないかと無理に笑顔を押さえ込むが無駄な努力だっただろう。
それから数分間何かを話したと思うが、それが代理人氏との会話であったか、135iに語りかかけていたのかもよく憶えていない。そして我が最愛のNOTEと、残された時間を謳歌しつつ職場へと戻った。
ここで整理しよう。
・やはり3ナンバー、思ったほど小さくない(寸詰まりでもない!)
・ドアはやはり無駄に長い(それでいいのだ)
・キーはスタートボタンの下 コンフォートアクセスが無いから差し込む必要あり(当たり前)
・キーを抜く際は、深く押し込む(想定外)
・ブレーキ踏まなきゃエンジンかからない(原チャリのセルスタートとおんなじ)
・エンジンストップは長押し(これは知ってた)
・シート移動モータは結構早い(といっても辛気くさいが)
・DCTシフトノブのプラスティックは結構チャッチい(悲)
・バックカメラ確認のためギアをバックに入れてみようとするが、
操作フィーリングがつかみにくい(こんなのは慣れの問題さ)
・バックカメラはまずまずの視界(外品だけど付けてくれた)
・カメラの位置は後続車から見える?(まぁいいけど)
・ パーキングはシフト位置ではなく、 Pボタン(でかく書いてあるので想定範囲内)
・後部座席はいろんなとこで褒められてるがやはり実用ギリギリの狭さ(どうでもいいや)
アバタもエクボな報告だが、これが私の知るE82 135i DCTのすべてだ。
※文中、妄想と現実が入り乱れて、不自然な言い回しが散見されますが、内容はすべて事実です。
Posted at 2010/08/13 04:19:00 | |
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135i | 日記