先月、しおんが何回も吐いて、何も食べないので動物病院へ。
点滴と注射で翌日には回復。
これといった原因がわからないまま、通院2回で約5万円・・・
健康診断には、あおいさんとフトシさんだけで良いかと思っていたら。
フトシさんの様子がおかしい。
今回は地元の動物病院へ。
脱水と黄疸の他に膵炎と診断されて入院。
もともと良くなかった腎臓から膵炎を発症して、肝臓にまで負担がかかっていた。
言われて初めて、黄疸に気が付く自分が情けなかった。
わずかな時間でも面会する為に、毎日本気で仕事を終わらせて向かう。
徐々に回復して、一週間で退院できた。
3年前、手術して二週間入院で約23万円だったので、それより安いだろうと思ったら今回の方が高かった・・・
毎日、血液検査したので入院費用の半分近くを占めていた。
正直言って、今も疑問に思っている。
これで元通りになると信じていた。
自分でご飯を食べなくなったので、ミルクタイプや仔猫用のパウチをスプーンで食べさせて、3㎏を切った体重が少し戻る。
一日中、寝ていて粗相や漏らすことが増えた。
床一面にペットシーツを敷き、ベッドもペットシーツを敷く。
掛け布団に粗相されて、今の季節の洗濯はきつかった・・・
退院直後より元気が無いので、病院へ連れて行くと脱水と腸が腫れあがっていると言われる。
おそらく、腸が圧迫されて食欲が無くなるのだと。
脱水を回復させる為に、再び入院。
膵炎が完治していない状態で、18才の高齢猫に手術は考えられなかった。
もし、手術して回復したとしても、何年生きてくれるのだろうかと。
このまま入院させるよりも、自宅で安静にした方が良いのではと言われる。
脱水は自宅でも、輸液を注射できるのでやり方を教わる。
先週から寝る時は粗相防止におむつを付けていて、留守中も付けていられるように長時間用とゲージを購入。
これで、あとどのぐらい一緒に居られるのだろう?
フトシさんは今も懸命に生きている。
ご飯を食べさせることや、おむつ交換は全く苦じゃない。
指を3回咬まれて、これでもかと腫れあがったけど。
だいたい一週間で回復。
電気あんかだけでは寒いだろうから、明日はファンヒーターを使うかと考えながら帰宅すると。
ゲージの中で水を飲もうとして転倒したのか、濡れた状態で横たわっていた。
バスタブにお湯を入れて温める。
ドライヤーで乾かしながら、身体をマッサージした。
電気あんかや、ブランケットを重ねても身体が温まらないので、手足にカイロを敷く。
もしかしたら、フトシさんはアタシが帰ってくるまで必死に頑張っていたのかもしれない。
一緒に寝るのは、今夜が最後かもしれない。
翌朝、目が覚めるとフトシさんは顔をアタシに向けて寝ていた。
昨日、冷え切っていた身体は手足も温かい。
おむつ交換して、お腹を揉むと大きな声を出したので安心していた。
立ち上がることができなくなって、呼吸が荒くなる。
手足を伸ばしたので、ついにその時が来たのかと。
タオルでくるんで抱っこする。
口から水を飲ませても、飲み込めない。
荒かった息が徐々に静かになっていく。
はづきさんの時にはできなかった、アタシの腕の中でフトシさんは息を引き取った。
ここまで、本当に頑張ってくれた。
死に目に会えないかもと覚悟していた。
はづきさんも旅立ったのは土曜日。
偶然じゃないと思う。
13年前の7月19日に引き取って、また飼い主が変わったのかと冷めた目をした猫だった。
感情のコントロールが上手くできなくて、何回咬まれたことか。
現場を見ていないけど、あおいさんが尻尾の付け根を咬まれて大けがした時は、飼い続けることを本気で悩んだ。
引取先が無いからうちに来たので、次が見つかるとは思えなかった。
全員大変な思いをして10年以上を過ごして、感情豊かな猫になってくれた。
ブラシを見せると、尻尾を上げながら小走りで駆け寄り。
ベッドの上で、軽く横に倒すと「ぐるにゃ~ん!」と最上級の喜び。
寝ようとすると、アタシの髪の毛を毛づくろいしようとする。
覚悟はしていても、居なくなると寂しい。
3年振りにペットセレモニーで送る。
猫とは思えない立派な犬歯は、焼いても形が残っていた。
尻尾が長いので骨も多かった。
今回も家に連れて帰る。
用意していたフレームに写真を入れて、はづきさんの隣へ。
これで本当に居なくなったと実感する。
あおいさん23才、しおん13才。
しばらくの間は2匹と静かに暮らそうと思う。
フトシさん、今まで頑張ってくれてありがとう。
Posted at 2021/11/21 21:07:49 | |
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