KindleFireHDを使ってみた

来週前半までは死ぬ程忙しいのに、新しいオモチャがくると、我慢できずに、寝る時間を削って遊んでしまう。
困ったものだが、新物好きにとって、発売日に買った新製品を何日も放置するなんて考えられないので、とにかく使ってみた。

まずは全般的な印象から。
ネットワーク設定が苦手な私にとって、WiFiの設定が簡単にでき、接続が安定しているのが、非常にありがたい。
また、操作感は軽いし、直感的に操作できるので、基本操作だけなら取説要らずだ。
ただ、iPhone5と比較すると、起動に少し時間がかかるのは残念だ（もっとも、初期のAndroidスマホよりははるかに速いので、贅沢な要求かも）。

次に電子書籍。
Amazonサイトからサンプルをダウンロードし（立ち読みみたいなもの）、読んでみたが、ページをめくる動作もサクサクいけるので、ストレスはない。
初代iPad上で動作する電子書籍アプリよりはだいぶ速かった。
これなら実用に耐えると思う。

読み終わった本は、場所をとるのでブックオフ直行だったのだが、これからはそういうもったいないことはしなくて済むのがいい。
ラジコン雑誌も早く電子化して欲しいなぁ。

次、Web閲覧。
こちらも、ＰＣの使える人なら、全く違和感なく使えると思う。
ブラウザのスピードについては、iPhone5より少し劣る。
4Sのスピードに不満のない人ならＯＫだろう。

次、各種アプリ。
これは、正直貧弱だ。Androidベースと聞いていたが、GooglePlayが使えないため、ラインナップされているアプリは余りにも数が少ない。
玉石混交のAndroidアプリをガッツリ使いたい向きには、ネクサス７の方が良さそうだ。

オーディオ・ビジュアルは、まだ試していないが、こちらはかなり評判がいいので、期待している。

iTunesの音楽ファイルもAmazonクラウド経由でコピーできるようなので、これまでの資産を継続的に使えるのは助かる。


総じて、現時点での評価は75点。
スピードはiPhoneやiPadに劣るし、アプリの制約も大きい。また、ＧＰＳが装備されていないので、タブレットならではの大画面地図＆ナビが使えないのも残念なポイントだ。
それでも、電子書籍の動作に不満はないし、何よりiPad miniの半額という価格と、優れたユーザーインターフェイスは大きい。
Amazonでの買い物はやりやすいし、Amazonで買った電子コンテンツは、端末を買い替えても再ダウンロードできる（iTunesと同じ仕組み）。
あまりに使い勝手が良く、かつ簡単に買えてしまうので、書籍費がかさんでしまいそうだ。