
こんにちは~
こちら、名古屋地区もこの冬初めての積雪となり、どれだけ積もったか楽しみにクルマを見に行きましたが…
これだけでした…
さて、本題ですが…よくあるクルマのトラブルの1つとして冷却水の漏れがあります。
みなさんなら、自分で漏れに気付いたとしたらどうしますか…?
直ぐに修理工場へ入庫しますか?
それとも冷却水補充でしばらく乗りますか…?
ここでは、市販の漏れ止め剤を使ってしまった最悪のケースをご紹介します。
車種はBMW MINIなんですが、冷却水漏れがあったので、オーナーさんが自分で市販の漏れ止め剤を注入したらしいです。
その後、そのクルマはオーバーヒートするようになったらしく、その状態になってからようやくディーラーに入庫して修理を依頼したそうです。
そのディーラーの診断では、エンジン内部のウォータージャケットや冷却水の通路が固まっていてふさがってしまっているので、エンジン交換しないといけないとの判断でした。
修理代も100諭吉オーバー!
そんな診断結果を受けたクルマの修理が、わたしの勤めるお店に回って来ました…
依頼をかけてきた別のクルマ屋さんとの話し合いの結果、エンジン載せ替えはできないので、ヘッドのみ新品交換で修理することに…。
いざ、ヘッドを下ろしてみると、やはりウォータージャケット内には漏れ止め剤でカッチカチに固まった物が堆積してました!

取り出した固まりのクズ
これを細長いマイナスドライバーで砕いて、掃除機のノズルにストローを取り付けた状態で吸い取る作業を、夜な夜な繰り返しておりました。
何とか使える状態までキレイに取り除きましたが、こんな作業をしたのは初めてです。
市販されている漏れ止め剤がすべて悪いものとは思いませんが、使用方法を誤るとこんなひどい結果を招くこともあります。
やはり、何かしろ漏れのあったときには、ひどくなる前にちゃんと修理することをおすすめします!
(わたしも以前、2Lエンジンの924のA/Tに乗っていたとき、ATF漏れを止めようと思って漏れ止め剤を使用して走行不能にしてしまった経験があります。おそらくバルブボディ内で漏れ止め剤が固まり油圧がかからなくなったと思います。)
他に、ウォッシャー液も違う種類のモノを混ぜてしまうとゼリー状に固まって、液が出なくなることもありますから、ご自分で原液補充される時は、注意してくださいね!
今年もあと少しですが、良い年を迎えられるように愛車のメンテナンスしておきたいですね☆
Posted at 2012/12/10 16:43:58 | |
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