
昨日は友人とふたり、福岡市博物館の「大北斎展」へ。
「北斎展」でなく「大北斎展」と名乗るだけあって質・量ともに充実の展示。かなり見ごたえありました。意外なほどに空いていて観覧しやすかったのですが、ゆうに2時間半はかかりました。
有名な冨嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」はもちろん、18×12mの巨大な「達磨図」、一筆書きのカット集「一筆画譜」、弟子たちのための絵手本(今でいうならイラスト集?)である「北斎漫画」、絵に名前が(例えば小野小町の絵には右肩に「小」、左腕に「の」、左肩に「こ」、左肩の髪に「ま」・・・など)隠れている「六歌仙」。その天才鬼才ぶりはレオナルドダヴィンチを髣髴とさせます。
そのあとは満開の桜を愛でつつ走って、福岡市美術館の「ハンブルグ浮世絵コレクション展」へ。
2館共通セット券が出ているんです。
土日は博物館と美術館とを結ぶシャトルバスも走っているそうです。東京ならともかく福岡でこれだけの浮世絵作品が観られるのはなかなかないことだと思います。北斎の絵にゴッホが影響を受けた話は有名ですが、ドビュッシーの管弦楽曲「海」にもインスピレーションを与えたとか。「西洋絵画は好きだけど日本画はね~」とおっしゃるかたも週末どうぞお出かけになってみてください。あ、絵葉書は北斎の作品も含め福岡市美術館のほうが充実していましたよ~。
Posted at 2011/04/08 16:08:42 |
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