
長らく綴ってきたインスブルック滞在記、これで最終回です。
つたない文章と写真におつきあいいただき、コメントをよせてくださった皆様に深く感謝いたします。
インスブルックそしてその近郊には、まだまだご紹介したい魅力的なところがたくさんあります。
瀟洒という言葉が似合う静かなリゾート地ゼーフェルトとか、輝くように白い壁に赤い屋根、そして優雅な孔雀と手入れの行きとどいたお庭が美しいアンブラス城とか、ゴルフ場やボブスレーコースを眼下に眺めながらのロープウェイで行き「霜降り松の道」を歩くイグルス・パッチャーコーフェルの丘とか、・・・。
でもチロルの一番の宝はそこに暮らすチロルの人々でしょうか。
従業員用のエレベータで切符売り場まで連れてってくれたゴンドラリフト乗り場のお兄さん、往復切符のほうが安くなるからそっちにしなさいとアドバイスしてくれたポストバスの運転手さん、顔馴染みになるほど通った市場のさくらんぼ売りのお姉さん、平易な言葉を選びつつ道を教えてくれたマダム、写真を撮らせてと頼むとわざわざキャプテン用の帽子を取り出してきてポーズを決めてくれた船長さん、・・・。のんびりしてて優しいひとたちが暮らしている街で、たくさんの笑顔に出会いました。
『ウィーンとザルツブルグだけのつもりだったけど、インスブルックも行こうかな』とか『ミュンヘン(あるいはチューリヒ)まで来たから、ちょっとインスブルックまで足をのばしてみようかな』とか思ってくださる方がいらっしゃれば幸いです。ありがとうございました。
Posted at 2011/08/31 15:27:14 |
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