2014年10月21日
ダウンタウン125iと、K-XCT125iの比較です。
・車体全長
K-XCT125i :2145mm
Downtown125i:2200mm
2台の全長の差は5cmですが、車体長の短縮はホイールベース-10cm分です。
フェンダー長が5cmと長く突き出しているため、差し引き5cm差です。
ライダーの、足元のスペースが犠牲になっています。
ダウンタウンも、褒められたものではありませんが、K-XCTよりは余裕が
あります。 どちらも、カウルの足置き場はありません。
・シート高
K-XCT125i :810mm
Downtown125i:775mm
はい、K-XCTはネクサス125/SR-MAX125 i.eに匹敵する、強烈なシート高です。
見晴らしは中々良いですが、足つきの悪さは身長185cmの自分でも驚くほど。
スポーツスクーターですから、ある程度足つきの悪さはあきらめるのが
良いのでしょう。
ダウンタウンは、シートに横幅があるので、数字ほど足付くが良くないです。
シートのクッション性は、K-XCTが圧倒というよりこれが普通です。
変な沈み込みもなく、クッション性と剛性感を両立した良い出来です。
ライダーの体重が掛かる箇所が、空間ではないのも良い点でしょう。
ダウンタウンはその逆で、メットインBOXの天井に薄いクッション敷いて座る
ような感触です。この1代目のダウンタウンは、シートを改良しています。
・エンジン・駆動系
全く同じです。K-XCT125iは、WRが12g×6個でしょう。
1代目のダウンタウン125iは13g×6個でした。WRの軽さの分だけ、
加速性能が異なります。K-XCT125iは、発進から20km/hを過ぎれば、
かなり軽快に走ることが出来ます。ダウンタウンは、回転数を抑え目に
しています。それでも、加速時は7000rpm付近を使用します。
K-XCT125iは、Youtubeの動画などから、最高速を低めに抑えており、
加速に振った設定です。
クラッチは、繋がり方が同じでしたので、同一部品と思われます。
・ライドフィール
ブレーキング時の挙動は、K-XCT125iが非常に好印象です。
軽いノーズダイブを伴いながら、レバーの握り代に合わせて狙った形で
綺麗に止まります。 ブレーキシステム自体は、ダウンタウンと同じはず
ですが、コントロール性が上がっているように感じました。
ダウンタウンは、前後バランスのよさでロングホイールベースでも鋭く
旋回ができるというものでした。
K-XCTは、シート高をあげてホイールベースを若干ショート気味に振り、
前後バランスはそのままとしたので、元々持っていたニュートラルな
旋回力に、更に倒しこみで明確に向きが変わる動きが加わって、
ハングオフして乗りたくなるような、良い動きが感じられます。
K-XCTの狭いステップも、シートに深く腰掛けて尻をずらしつつ攻めの
姿勢を取るならば気になりません。つくづく、スポーツライディングに
特化したポジションだと思います。
K-XCTのバンク角の深さはもちろん試乗では試せませんでしたが、
40度という値はRacingシリーズに近い、かなり深いバンク角です。
車体を見ると、センタースタンドやマフラー、カウルなど幅を大きく
絞り込んでいて、バンク角を最大限確保する仕様になっています。
ダウンタウンはその点、バンク角に対する配慮はあまり無いので、
気持ちよく走ると、簡単にセンタースタンドや、マフラーが路面に
接地することになります。
・メーター類について
正直、K-XCT125のデジタルタコメーターは、晴れの日はあまり
視認性が良いと言えないです。アナログタコメーターが良かったかな。
スピードメーターは、文字が大きく良好です。
G-DINKっぽいかな?
夜間視認性は、試せていませんが
ダウンタウンの2眼アナログメーターは、応答性が非常に良くお気に入り
装備です。試作品っぽく、ダミーボタンが付いてるのだけが残念。
Posted at 2014/10/21 09:24:42 | |
トラックバック(0) |
Downtown125i | 日記