
11月9日に東京の早稲田大学 大隈講堂にて、日本カー・オブ・ザ・イヤー(通称:COTY)の最終選考会が行われました。
投票は60名の選考委員によって行われましたが、開票作業の終盤までフォルクスワーゲン ポロとホンダ CR-Zが大接戦。そこに3番手としてスイフトが追いかける・・・なんていうハラハラ☆ドキドキの展開で、最終的にはわずか9票差でCR-Zがトップに躍り出ました。また、日本カー・オブ・ザ・イヤーを運営する実行委員会がメディアの立場として選ぶ『特別賞』として、プジョーのRCZが選ばれました。
COTYはその年にノミネートされたクルマの中から10ベストカーを選出し、最終選考では、その10台の中からそれぞれの選考委員が25点を5台のクルマに配点するというもの。さらに、最も優れていると思うクルマに10点を配点しなければなりません。
そして、点数を付ける作業は、結構大変なものなんです。価格も方向性も違うクルマの中から選んでいくため、1点1点の意味は重く、それぞれの選考委員の価値観によって、選ぶクルマも優先順位も大きく違ってくるのです。
選考委員3年目となるワタクシ藤トモは、最後の最後まで迷った末に、スイフトに10点を付けさせていただきました。ちなみに、その他の配点はCR-Zが5点、ポロとRCZが4点ずつ、プレマシーが2点。
スイフトに10点を付けた理由は、日本のコンパクトカーの在り方にひとつの提案をもたらしてくれたから。
多くのユーザーにとって親しみやすい国産コンパクトカーは、100~200万円あたりで購入できる価格帯。このごろは衝突安全性や環境性能について求められる要件もいっそうハードルが上がってきているのが現状ですが、ベースモデルとなると、お手頃感も求められるクラスながら、さまざまな要件を盛り込むことに、メーカー各社はアイディアを凝らしてきています。
そうしたなかでも、スイフトはコンパクトカーとしては高い次元の快適性がもたらされていて、長距離移動をしても疲れにくい。ドライバーだけでなく、同乗者ももっと遠くまでドライブしたくなるクルマであることって、素晴らしいことなんじゃないかと思うんです。なんといっても、操縦安定性が高く、素直に走りを愉しませてくれるあたりが最高です。
もちろん、今回ラインナップされていたクルマたちはどれも魅力的でした。HV車にスポーティな走りを実現して、クルマとの新たな関わりかたを提案したCR-Zは素晴らしかったし、先進的なパワートレーン、実用性の高さ、ドラマティックな走りを備えたポロだって、小さいけれど志の高いクルマ。もちろん、独創的な美しいシルエットで、行き交う人を振り返らせるRCZもステキでした。
時代はエコに向かっていますが、個性豊かなクルマもいろいろ登場してきています。来年はどんなクルマたちが登場してくるのか楽しみです。クルマ選びについても、面白いことになっていきそうですよね。
というワケで、藤トモは一旦お休みに入ります。
次は五朗さん、ヨロシクです☆
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2010/11/10 23:46:25