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五朗&フジトモのブログ一覧

2010年11月24日 イイね!

電動パワステと可変ギアレシオステアリングの深イイ話し(2)

電動パワステと可変ギアレシオステアリングの深イイ話し(2) 前回のブログで、初代フィットやティーダのEPSが酷かったという話しをしました。ホンダと日産の名誉のために書けば、最新モデルではかなり改善されています。とくに、先日マイナーチェンジしたフィットのEPSなどは「かなりいい出来映え」と報告できるぐらいのレベルまで進化しています。

 でも、それを上回るのがスイフトのEPSです。操舵力は軽いのにきちんとしたフィールが伝わってくるし、どんな状況下でも違和感は一切なし。切り込んで、戻す、という一連の操作がきわめてスムースに決まります。加えて、ステアリング操作に対するボディの動きがとてもビビッドで軽快なのも、新型スイフトの大きな美点のひとつです。

 そういった特性は、サスペンションの実力やボディ剛性とも深い関係があるため、必ずしもEPSだけの手柄ではありません。けれど、いくら優れたサスペンションをもっていても、ドライバーとのインターフェイスであるステアリング系がダメなら万事休すなわけで。

 このフィーリング…さぞや贅沢なシステムを使っているのだろうな、と思いきや、スイフトのEPSはティーダやフィットと同じく小さなモーターをコラム部に内蔵したコラムアシストタイプ。ぜんぜん贅沢なシステムじゃないのです。

 これはちょっとした驚きでした。もちろん、制御ノウハウの蓄積と進化が背景にあるのは間違いありません。ただ、物事には物理的な限界もあります。クイック感を出すためにステアリングギアレシオを高く設定すれば、高い負荷を小さなモーターに負担させることになります。果たしてモーターの耐久性は大丈夫なのか? 

 そんな心配を解決する秘策が、新型スイフトの採用している可変ギアレシオステアリングにあったのです。発想の斬新さはまさにコロンブスの卵。聞いた途端、思わず「そんな手があったのか!」と膝を打ちました。というのも…スイフトの可変ギアレシオステアリングは一般的な可変ギアレシオステアリングとは正反対の可変ロジックをもっているのです。

 うーん、この話題、書き始めたら筆が止まらなくなっちゃいました(笑) 続きはまた次回に!



Posted at 2010/11/24 10:22:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2010年11月21日 イイね!

電動パワステと可変ギアレシオステアリングの深イイ話し(1)

電動パワステと可変ギアレシオステアリングの深イイ話し(1) フジトモからバトンタッチして、岡崎五朗が再びお付き合いをさせていただきます。さて、再登場第1弾の話題として、今回は電動パワーステアリング(EPS)と可変ギアレシオステアリングの話しを紹介することにしましょう。
 
 EPSとは、従来の油圧式に変わって登場した、電気モーターでステアリングをアシストする仕組みのこと。油圧式パワーステアリングはアシスト用の油圧を常に確保しておかなければいけないため、油圧ポンプの常時駆動に必要なエネルギーがバカになりません。その点、EPSはステアリングを切ったときだけモーターに電流を流せばOK。結果として、3~5%の燃費低減効果を期待できます。また、制御の自由度が油圧式より格段に高いのもEPSの長所です。
 
 とはいえ、一昔前のEPSはステアリングフィールに問題を抱えていました。原因は2つあります。一点目はチューニングの自由度が高いがために制御プログラムが複雑化せざるを得ず、最適解をなかなか見つけられなかったこと。あるエンジニアなどは「EPSの制御プログラム開発は悪魔的」とまで言ってました。
 
 もうひとつは、コストとの戦いです。未熟な制御プログラムでもEPSのフィーリングを向上させる方法はわかっていました。サスペンション側でキャスターアングルを強くとると、ステアリングが中立付近に戻ろうとする力が強まります。その強い反力を大きく重く出力の高い大容量のモーターでアシストしてやることです。ゴルフとしては初めてEPSを採用したゴルフ5などはその典型例でした。
 
 それに対して、コストを十分にかけられない日本のコンパクトカーは、フィーリングを見切って低コストを選択。ティーダや初代フィットのステアリングフィールが酷かったのはそのためです。
 
 では、スイフトのEPSはどうなのか? 実はここに、可変ギアレシオステアリングと関係した深イイ話しが隠されているのです。
 
 続きは次回!



Posted at 2010/11/21 22:05:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2010年11月10日 イイね!

日本カー・オブ・ザ・イヤー2010-2011

日本カー・オブ・ザ・イヤー2010-201111月9日に東京の早稲田大学 大隈講堂にて、日本カー・オブ・ザ・イヤー(通称:COTY)の最終選考会が行われました。

投票は60名の選考委員によって行われましたが、開票作業の終盤までフォルクスワーゲン ポロとホンダ CR-Zが大接戦。そこに3番手としてスイフトが追いかける・・・なんていうハラハラ☆ドキドキの展開で、最終的にはわずか9票差でCR-Zがトップに躍り出ました。また、日本カー・オブ・ザ・イヤーを運営する実行委員会がメディアの立場として選ぶ『特別賞』として、プジョーのRCZが選ばれました。


COTYはその年にノミネートされたクルマの中から10ベストカーを選出し、最終選考では、その10台の中からそれぞれの選考委員が25点を5台のクルマに配点するというもの。さらに、最も優れていると思うクルマに10点を配点しなければなりません。

そして、点数を付ける作業は、結構大変なものなんです。価格も方向性も違うクルマの中から選んでいくため、1点1点の意味は重く、それぞれの選考委員の価値観によって、選ぶクルマも優先順位も大きく違ってくるのです。

選考委員3年目となるワタクシ藤トモは、最後の最後まで迷った末に、スイフトに10点を付けさせていただきました。ちなみに、その他の配点はCR-Zが5点、ポロとRCZが4点ずつ、プレマシーが2点。

スイフトに10点を付けた理由は、日本のコンパクトカーの在り方にひとつの提案をもたらしてくれたから。

多くのユーザーにとって親しみやすい国産コンパクトカーは、100~200万円あたりで購入できる価格帯。このごろは衝突安全性や環境性能について求められる要件もいっそうハードルが上がってきているのが現状ですが、ベースモデルとなると、お手頃感も求められるクラスながら、さまざまな要件を盛り込むことに、メーカー各社はアイディアを凝らしてきています。

そうしたなかでも、スイフトはコンパクトカーとしては高い次元の快適性がもたらされていて、長距離移動をしても疲れにくい。ドライバーだけでなく、同乗者ももっと遠くまでドライブしたくなるクルマであることって、素晴らしいことなんじゃないかと思うんです。なんといっても、操縦安定性が高く、素直に走りを愉しませてくれるあたりが最高です。

もちろん、今回ラインナップされていたクルマたちはどれも魅力的でした。HV車にスポーティな走りを実現して、クルマとの新たな関わりかたを提案したCR-Zは素晴らしかったし、先進的なパワートレーン、実用性の高さ、ドラマティックな走りを備えたポロだって、小さいけれど志の高いクルマ。もちろん、独創的な美しいシルエットで、行き交う人を振り返らせるRCZもステキでした。

時代はエコに向かっていますが、個性豊かなクルマもいろいろ登場してきています。来年はどんなクルマたちが登場してくるのか楽しみです。クルマ選びについても、面白いことになっていきそうですよね。


というワケで、藤トモは一旦お休みに入ります。
次は五朗さん、ヨロシクです☆
Posted at 2010/11/10 23:46:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2010年11月05日 イイね!

ジュースホルダーの数

ジュースホルダーの数「クルマの使い勝手って、やっぱり大事だなぁ・・・」と思ったとき、
「私も女の子なんだなぁ」と実感してしまう藤トモです(笑)

今日はジュースホルダーのお話です。

みなさんは、最近の国産コンパクトカーのジュースホルダーの数を気にされたことはありますか?
というのも、うちの弟のお嫁さんが軽自動車の先代アルトに乗っていて、現行モデルが登場したときに進化のポイントについて意見を聞いてみたところ、「ジュースホルダーの数がずいぶん増えていてうらやましい!」と言っていたのです。

「ジュースホルダーが乗車定員分以上の数があると嬉しいもの?」
と聞いてみると、
「芳香剤とか置けるスペースができるのがいいですよね~」
とのこと。
フムフム。確かに最近のクルマって、バケツタイプの灰皿がオプション設定されているし、それらを置く人にとっては、数が足りていなかったのかもしれない・・・。

私が普段の足として乗っているチンク君も、ディーラーオプションで購入したフレグランスディスペンサーを数少ないジュースホルダーに差し込むタイプ。しかも、溝が浅くて500mlのペットボトルを差し込むと、コーナリングで倒れてしまうこともあるんです。ジュースホルダーの底は波状紋をあしらったデザインになっていてお洒落なのに、実用性がいまいちなあたりがさすがはイタリア車!なんですけどね(笑)。

そんないきさつもあって、今回のスイフトがどうなのかチェックしてみたところ、シフトレバーの前に1つ、助手席のダッシュボード脇に1つ、センターコンソールの後ろ側に2つ、4枚すべてのドアポケットに1つずつ。なんと合計で8個!!!

先代モデルのドアの内張りは、軽自動車的な平べったい造りになっていたのですが、新型スイフトはかなり立体的な造形。500mlのペットボトルが差し込めるジュースホルダーができたのは、実用性がググッとアップしてきた感じがします。

欧州車の場合、あのVWポロですら、前席のジュースホルダーはあるにしても、後部座席のジュースホルダーは1.5Lのペットボトル用の枠がひとつだけ。フランス・イタリアのラテン系もジュースホルダーが足りていないクルマって案外多いのが現状なんです。

もちろん、ジュースを置く用途以外にも、小物をポンと置いておけるスペースになるので、ジュースホルダーの数が多いと、女子的には結構嬉しかったりするものなんですよね。

Posted at 2010/11/05 19:56:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2010年10月27日 イイね!

シボに注目

シボに注目今日はスイフトのインテリアをクローズアップしてみたいと思います。しかも、超接近した感じで・・・笑)。

みなさんは、クルマに乗り込んださい、内装部分でどういった部分が目に留まりますか?例えばメーター?、それともステアリング?エアコンなどのスイッチ類?
もちろん、どれも気になります。

クルマは設定された価格によって、使える素材のグレードも変わってくるもの。
ジャガーの天然素材の木目パネルは、シックで落ち着きがありながらもウルトラリッチですし、ボルボの浮いているようにレイアウトされているフリーフローティングセンタースタックなんて、北欧家具っぽい雰囲気が癒されますし、VWなんかだと、ゴルフやポロなど、基本的には機能性重視のシンプルな造りながら、ソフトな素材を用いたパネル類やチラリとさりげなくアクセントになっているシルバー系のパーツの色合いなんかもお洒落だったりします。

なんて、ついつい欧州車の話を持ち出してしまいましたが、価格差はさておき、個人的にはクルマのセンスが試されるのって、じつはダッシュボード上にあしらわれたシボなんじゃないかと思っています。

とくに、スイフトは身近なコンパクトカー。しかも124万円台から購入できるコンパクトカーというワケで、よく観察してみると、限られたコストのなかで結構頑張っているんです。

スイフトのダッシュボードは硬質感があるなかにもサラリとした触感で、シボは連続する模様を用いたタイプ。先に挙げた高級車のように、贅沢な素材というワケにはいきませんが、異なる質感のものを上手に組み合わせているあたりにセンスが感じられます。

ファッションに例えてみると、同じ色でも質感の異なる素材を上手に組み合わせてかっこよく着こなす人っていますよね。でも、一歩間違えると、ツヤ感やテカリが品を失わせてしまっていたり、TPOに生地の柄が合わずに浮いてしまうことってあるものです。その点、スイフトのダッシュパネルのセンスはツボを押さえてるっていう感じがするんですよね☆
Posted at 2010/10/27 01:59:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「今日は五朗さんとtvkの収録です。」
何シテル?   11/06 16:56
新型スイフトのことはもちろん、日本&世界のコンパクトカー事情なども綴っていきます。途中、“フジトモ”にバトンタッチして、また僕にバトンが回ってくる予定です。そし...
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