Ｆ・ブレーキ　オーバーホール

ブレーキのひきずりがあり、キャリパーをオーバーホールする。

パッド周りに錆が目立つ。
今回は部品の掃除をして再使用する。

固着したピストンを抜くとシリコングリスは黒く変質し、シリンダー内面に汚れた皮膜が付着していた。皮膜を丁寧に削りとって洗浄仕上げ。

キャリパーメンテキット

Ｄにての整備のみに用意されたキットとＰＬに記されていた。
ＰＬ上の単品で注文しておいたらキットで出してもらえて好都合。

キットの部品一覧。
ＰＬで単品指定ではシールとダストカバーだけになる。
キットには分割部のＯリング、締め付けボルト（オーバーホールする度にボルトは交換）、シリコングリスが付属している。

キャリパー組み付け後、ローターにセットする前にエアー抜きの準備。
ブレーキフルードが車体外装に付着しないようにポリシートで養生する。
古いブレーキフルードを吸い出してから新しいフルードをタンクに注ぐ。
ピストンを後退させ、２４㎜厚みの治具をピストン対向面に挿んでからエアー抜き作業をするが、マスターのエアー噛みが無いように予めハンドルの切れ角度と車体の傾斜を調整し、動かない様にロープ等で固定しておくと安心です。

ブリーダーホースを見てエアー抜きとフルードの新旧交換が確認出来たら、治具を外してパッドを組み付けて車体にセットし、再度エアー抜きをして完了す。