CARGUY_KUCHIDAのブログ一覧

訳有って、6月28日金曜日から、中国純国産系ブランドの自動車メーカーのご招待で中国河北省保定市を訪問して居ります。
上記の写真は2013年10月に稼働予定の最新鋭の除水工場を昨日6月29日見学した際の物ですが、このメーカーの先端技術展示会の模様です。
この展示会では取引先や関係会社向けに開催されて居る物で、将来の導入を目指して開発して居る先端技術、コンセプトカー、新型車が多数展示されて居りました。
写真は新型車やコンセプトカーを展示して居た模様ですが、そのメーカーの手掛けて居る先端技術展示を含めるとちょっとしたモーターショーよりも展示内容が充実して居り非常に印象的でした。
わたくしも中国自動車マーケットの隆盛ぶりについては頭では理解して居る積もりでしたが、実際に直接肌身に触れてその熱い隆盛ぶりを体感して見ると、自分の理解に大きな誤解が有った事が痛感されました。
自分としては、日系メーカーの方が技術水準や設備等の面でまだ優位に有ると思って居ましたが、これはとんでも無い間違いで、彼らの技術レベルや設備等のインフラ面はむしろ日系よりも優位に有り、彼らが日系に対してキャッチアップすべき分野は世界の消費者に浸透して居るブランドイメージくらいしか残って居ないのではないかと思えて来ました。
この分野についても彼らはマーケティングやアフターセールス等の顧客満足度向上活動を手掛けた販売部門の専門家を日本から招き対策を打とうとして居ります。
とにかくホームマーケットの販売台数が桁違いに大きく、スケールメリットを背景に世界中から最善の技術や設備、システム等をフリーハンドで貪欲に取り込み自分の物として居ますから、彼らが近い将来世界の自動車マーケットで優位で盤石なブレゼンスを築くに違い無いと思えて来ました。
また、中国と言うマーケットは中国系純国産ブランドな数だけでも、覚え切れ無いくらい有るし、ヨーロッパ、アメリカ、韓国、日本等の世界中の海外ブランドが中国国内で現地生産されて居り、道を走るクルマの顔ぶれがとても多様性に富んで居り、自分の様な自動車人（Carguy）にはこんな環境は堪らなくエキサイティングで羨ましく思える為、縁が有ったらこのチャレンジングな中国の自動車マーケットに何とかして関わりたいと思いました。