
毎度の試乗ですが、今回は株式会社湘南マツダ横須賀店まで出向き2016年7月にマイナーチェンジで追加設定された1.5Lクリーンディーゼル搭載アクセラスポーツを試乗して来ました。

どうして横須賀店?とディーラーの方にも突っ込まれましたが、個人的にわたくしの三浦半島、横須賀方面はお気に入りのドライブコース、観光地で他のエリアへのドライブも余りせずに何度もリピーターで訪問しており、若干の土地勘も有る為、敢えて横須賀店で試乗させて頂きました。
また、今回は折り悪く生保レディのカミさんが土曜も仕事でフィットを使用するので、はるばる東急東横線=>京急本線=>京急久里浜線を乗り継ぎ片道1時間半も掛けて電車で最寄り駅が北久里浜駅の横須賀店まで出向きました。
自動車ディーラーと言うと結構駅から遠い街道沿いにあったりするものですが、この株式会社湘南マツダ横須賀店は北久里浜駅から徒歩約10分弱の便利なロケーションで、鉄ちゃんでもある自分には苦になりませんでした。

さて、試乗車はこの2016年7月にマイナーチェンジされ追加発売されたばかりのアクセラスポーツの1.5Lクリーンディーゼル搭載車で、15XD Lパッケージと言う最上級車にBOSEオーディオとDVDプレーヤー、地上波デジタルフルセグTVチューナーまでフルオプションで装着された正に全部乗せの如何にもの試乗車でした。ボディーカラーはチタニウムフラッシュマイカと言うグレー掛かった茶系の割と地味目のものでした。
カタログ上でも掲載枚数が少ないボディーカラーでピンと来ませんですが、横須賀店は中古車併売拠点なので、中古車になると玉足が速い人気色なのかも知れません。
試乗に出て見ると、横須賀店周辺の三浦半島の起伏に富んだ台地を巡る結構アップダウンが有るコースで、登り坂の発進加速とかで、1.5Lクリーンディーゼルの低速トルクの具合をタップリ確認できました。

結論から言うと、これまでに試乗したマツダのクリーンディーゼル搭載車では最も完成度が高く、好印象を持てました。
同じ排気量のデミオだけではなく、0.7Lも排気量が多いCX-5も、マツダのクリーンディーゼルは、どちらも市街地走行ではターボラグが顕著に出ているのか、トラックのエンジンの如く低速の加速感が重ったるくて期待値が高かったので、結構がっかりさせられました。
今回のアクセラスポーツに搭載された1.5Lクリーンディーゼルは基本的にはデミオと同じエンジンにデミオよりも重いボディを背負わせるので、余り期待しない様にしてましたが、ターボの過給の掛かり具合をファインチューニングし直した模様で、前述の悪弊はほぼ払拭されており、自分も初めてマツダのクリーンディーゼルに食指が動きましたので、ご予算が範囲内ならば、皆様にも太鼓判を押してお勧めしたいです。
さて、今回マツダが派手な鳴り物入りで導入させたエンジンでシャシー性能を高めると言うG-ベクタリング コントロール(GVC)ですが、フルスカイアクティブであるアクセラスポーツの総合的な基本性能が高いのか、G-ベクタリング コントロール(GVC)のファインチューニングが絶妙で違和感を感じさせないのか、はたまた全く効果が無いのか判別がつきませんですが、GVCの介入具合を認識することができませんでした。横須賀店のパーキングから公道に出入りする際に段差を通過したり、センターラインのキャッツアイを乗り越えてもボディがミシリと軋まないし、足廻りがバタつく印象も無いので、アクセラスポーツの基本性能が高いのだと思う事にしました。

横須賀店に試乗コースから戻り各部を確認すると、トランクルームは流石にフィットより格上で3ナンバー幅広ボディのアクセラスポーツなので幅と奥行は大きめですが、センタータンクレイアウトのフィットのような二重構造のサブトランク等は無いですがCセグメントのハッチバック車としては必要十分なレベルです。

リヤシートに出入りして見ても流麗なデザインのボディの割りにはドア開口部の形状が絶妙なのか余り頭を屈めさせられる事も無いし、シートに座ってもヘッドルームや膝、肩廻りの余裕が有るのも格上3ナンバーの成せる技でしょう。
以下の写真は試乗車のオフホワイトのパーフォレーションレザーのフロントシートとインパネの全景です。
今回のマイナーチェンジされたアクセラスポーツに注文を付けるとすれば、この好き嫌いの分かれそうな色味のレザーシートと今となっては如何にも小振りなマツダコネクトの7インチの液晶ディスプレイですね。
社外品のナビを後付けするのはコスパの面でも困難そうですが、だったらそんなことをする気にならない様な文句無しのナビディスプレイを設定して欲しいですよね。
シートの方も全車サイドエアバッグとカーテンエアバッグが標準だから、好みのデザインでシートカバーを後付けする楽しみも無いので、自分好みのデザイン、素材、仕上げでカスタマイズされたシートカバーをフィットに付けているわたくしには、少しマイナスポイントです。
今回の試乗コースについては燃費計測を行う事は出来ませんでしたが、偶然車載の平均燃費値の表示の写真に撮影することが出来ました。
約9km程度の試乗コースのみの燃費値ではなく、試乗車を登録して走行開始して以降の平均燃費値と推定される物で、10.9km/Lとなっていました。
かなり低めですが、エアコンの設定温度が20℃程度と、かなり低めに設定されていたと記憶しており、エンジンのアイドリングがストップされた記憶が無いので、こんな程度の燃費値でも仕方が無さそうです。

今回試乗を終えて横須賀店から北久里浜駅付近まで来て、先日レンタカーのCX-5で駅前の国道を通過する際に気になった「一力」と言うステーキハウスが新大津駅方向に徒歩数分程のロケーションに有った事に気付き、1600円のサービスランチをオーダーして頂きました。リーズナブルな値段にも関わらず、柔らかくて美味しいビーフステーキでしたし、冷製スープのビシソワーズも美味しく頂けたので、コスパが結構良かったのが、今回の試乗の収穫でした。
Posted at 2016/07/24 23:23:39 | |
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