

輸入車最小のクリーンディーゼルエンジン搭載のMINI クーパーDを試乗しました。
マツダ デミオの1.5Lクリーンディーゼルエンジン搭載車が高速よりのセッティングで、街中の渋滞路の加減速が重ったるくて生保レディであるかみさんの営業廻りには適していないセッティングでした。
そこで、それよりも排気量が大きいBMW1シリーズの2.0Lクリーンディーゼルエンジン搭載車は、速度無制限の国ドイツのクルマで、「駆け抜ける〜」と言うキャッチコピーからも、街中は更に走り難いセッティングかも知れないと期待せずに試乗して見ました。
すると、図らずも大きな排気量の余裕で、街中の渋滞路もアクセルペダルを数ミリ踏んだり戻したりするのみで済む非常に運転し易いセッティングとなっており、BMWのクリーンディーゼルエンジン搭載車が人気絶大なのも納得するしか無いと思った次第でした。
そうなると、輸入車最小のクリーンディーゼルエンジン搭載車である兄弟ブランドのMINIクーパーDがどんなセッティングなのかが気になって矢も盾もたまらず試乗予約してしまいました。
今回の試乗は自宅からも近い港北ニュータウンに有るニコルカーズMINI横浜都筑のショールームです。
ショールームは結構渋滞する県道日吉元石川線に面しているし、このショールーム周辺は、正に生保レディであるかみさんの担当エリアでもあるので、試乗には絶好のシチュエーションでした。
周辺住宅街の裏道を這いずり廻り、正に生保レディのお仕事を再現する様な試乗コースでした。
通常ならばがっかりする所ですが、わたくしの今回の使命はMINIのクリーンディーゼルエンジン搭載車がかみさんのお仕事に適しているのか否かを確認することなので好都合でした。
MINIクーパーDの1.5L3気筒ターボディーゼルエンジンは兄弟ブランドのBMW1シリーズの2.0L4気筒ターボディーゼルエンジンを正に良い意味で4分の3に縮小コピーした様なセッティングでした。
1シリーズの様に排気量の余裕は無いですが、同排気量のデミオのクリーンディーゼルエンジンよりも気筒数が少ないせいか、実用性重視のセッティングで、やはりアクセルペダルを数ミリ踏んだり戻したりするのみで済む状況で、正に日本国内の使用環境に最適なセッティングでした。
こうなると、国産メーカーのマツダのデミオのクリーンディーゼルエンジン搭載車が渋滞が四六時中発生する日本の使用環境に適していないセッティングとなっているのが不思議に思えて来ました。
(iOSアプリDashComandによる燃費測定)

今回も試乗車の診断コネクターにOBD2シグナルを読み取りBluetooth接続する発信機をセットしてOSアプリDashComandによる燃費測定しました。
試乗コースが6.8kmと前回よりもかなり短めで、武蔵野台地に位置する周辺の住宅街の裏道には登り降りの坂道が多いので、14.3km/Lと期待した程には伸びませんでした。
それでもそのフィーリングは1シリーズのクリーンディーゼルエンジン搭載車と正に相似形でしたので、前回の様な環状2号線を30kmに渡って往復する長めで起伏が少ない試乗コースならば、同程度の好燃費となり得る様に思えて来ました。
(鉄下駄の如く重いに違いない大径のタイヤホイールが残念!)

標準では175/65R15と日本国内の使用環境に最適タイヤホイールを装着するはずのMINIクーパーDですが、BMWジャパンが全国のMINIディーラーに強制配車したデモカーには、205/45R17と鉄下駄の如く重いに違いない大径のタイヤホイールが装着して有りました。
これは正にアピアランス重視の装着タイヤホイールであり、サンデードライバーならともかく、渋滞が四六時中発生する日本国内の使用環境には適していない設定でありますが、デモカーとしての役目を終えアプルーブドカーの中古車となったら、売り易い設定かも知れないです。
今回の短めで武蔵野台地のアップダウンがある坂道主体の試乗コースならば、軽量な標準の175/65R15のタイヤホイールの方が乗心地も良く加減速もし易くて実際には好フィーリングだったかも知れないと思いました。
(綺麗にデザインされたエンジンルーム)

エンジンフードを開けてエンジンルームを見ると流石にプレミアムコンパクトクラスのMINIクーパーD5ドアですから、随所にカバー類が配置して有り綺麗なエンジンルームです。
また、フェンダーごとエンジンフードが開くのは結構迫力が有って、見栄っ張りには堪らず、用も無いのにパーキングやガソリンスタンドで何度もエンジンフードを開けてしまいそうです。
(ワイパーブレードは日本ブランドNWB社製のデザインエアロブレード)

試乗車から下車してワイパーブレードを見たら、見覚えのある日本ブランドNWB社製のデザインエアロブレードが装着されていました。このタイプのワイパーブレードは現在乗っているフィットRSにもOEM装着されていましたので、MINIに親しみが湧きました。
(流石はMINI!イグニッションSWもトグルスイッチです)

ショールームの駐車場に戻りデモカーを駐車してイグニッションスイッチを探すと、在り来たりプッシュボタン式ではないオレンジ色のトグルスイッチ式でした。
(今時のMINIはナビ付)

旧型のMINIならば、丸いセンターメーター式のダッシュパネルでしたが、その丸いセンターメーターの部分にはMINI CONNECTと言う純正のナビがオプション装着されていました。
〜CONNECTと言っても現在のMINIにはBMWの様なコネクテッド・カー的なまだ導入されていません。
試乗に同行してくれたセールスの方が言うには、どうせコネクテッド・カー的な機能をMINIに装着してくれるならば、オプションではなくてBMWの様に全車標準にして欲しいと言っていました。
そうなると30万円前後は定価が値上げになるので、わたくしには痛し痒しの様に思えました。
(二重構造のトランクルーム)

ショールームの駐車場でリヤハッチを開けてトランクルームを見たら、フィットほどは深くは無いですが、洗車道具等の雑物を二重構造の下に目隠し出来る仕組みになっていました。
(まとめ)
愛嬌の有るスタイリングで女性にも人気のMINIですが、ステアリング操作力も重めで、コーナーでのロールも最小限で正にゴーカートフィーリングであり、乗って見るとフィーリングは逆に男性的です。
わたくしならば、試乗車の様な明るいボディカラーではアピアランスが女性的な印象となって気恥ずかしいので、ブラック、ダークグレーか紺色のボディカラーで乗りたくなりました。
MINI独特のスタイリングはエンジンフード先端部も結構視認可能で取り回しもし易いので、生保レディであるかみさんの営業廻りにも適していそうなので、予算さえなんとかなれば、我が家の次期車の候補の一つになりそうですね。
Posted at 2016/06/20 03:02:46 | |
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