
新型スズキ・イグニスは、カタログ等も取寄せ時期未定でも将来、現在走行距離12万km超に達している愛車2007年式GE8型フィットRS CVTを将来代替する際の(中古車を含めた)代替車種の候補として今年2月の発売以来気になっていました。
現在の愛車は走行距離12万km超に達すると言ってもショックアブソーバー、補機ベルト、ウォーターポンプ、スパークプラグ等の消耗品類一式も交換交換済で、今後もエンジンやCVT等の高価なユニットが致命的なダメージを被りご臨終とならない限り、初度登録から13年経過し、自動車税、重量税が割高になると想定される東京オリンピックの開催年の2020年まで継続して使用する積りです。
又、現在の愛車から中古車に手を染めましたので、2020年頃に中古車市場に出回ると想定される現行イグニスの中古車も代替車種の候補です。
(24時間レンタカーをドライブして)
凸凹度合いが激しい不整路面では175/60R16のロードホイールが車重が880kgしか無い軽量ボディで車高が高いイグニスにはやはり鉄下駄の如く重荷の模様で、ボディが揺すられる感触がチョッピリ気になりますが、大径のタイヤは軽度の不整路面では凸凹面を乗り越え易いのか、フィットよりも乗り心地が良い様に感じました。
(ユニークなスズキのマイルド・ハイブリッド)

本当にマイルドなハイブリッドの為でしょうか、それともそのアシスト具合が自然で、プリウスやフィットのハイブリッドの様に、電動モーターがいつアシストしているのかは、全く識別不可能です。
どうも、トップエンドのパワーは必要十分で大したことも無いですが、発進加速時に集中してアシストしている模様で、信号待ちで先頭になり、発進加速して行くと後続車を引き離す事は有っても、加速が鈍くて後続車に煽られる様なケースは少ない様に感じました。
エンジンルームにはアピアランスを繕う化粧カバーの様な本来不要なパーツが一切無くて無愛想ですが、不要なコストは掛け無い様にするスズキの真摯なポリシーとも思えました。
又、夜中の城ヶ島ドライブは、フィットでは睡魔との闘いに結構苦労しますが、イグニスの場合は睡魔よりも最近近くなったトイレとの闘いに汲々するくらいで、ドライブが楽しくて睡魔はほとんど気になりませんでした。
(案外イケているオーディオ、ナビゲーション)

国産車としては珍しくApple Car Playに対応しているイグニスですが、iOSの全アプリが対応している訳でも無く、iOSの標準アプリの一部がナビ画面で操作可能になるだけでは高度なナビゲーションを欲しがる日本のユーザーには余程のApple教信者でも無い限り有り難がるケースは少ない様に感じました。
Apple Car Play起動時にはBluetoothが他に使用出来ず、OBD2スキャンツールのBT1Aからのシグナルが補助メーターアプリのDashCommandで受信不可能になるので、ソッコーでOffにしました。
それでも、イグニスのオーディオ系統は基本性能がしっかりしているのか、最近ハマっているAmazon Music内の楽曲もクリアに演奏されて好印象を抱きました。

ナビゲーションは「メモリーナビ」と銘打つのでそんな大それた物では無い模様でも、地図表示、音声案内が分かり易くて後退時にはリヤカメラ画像とアラウンドビューモニターの表示に自動的切り替わりますので、とても便利で重宝しましたので、非常に有用なオプションとして私は推奨したいです。
(オートエアコンの操作系はMINIをリスペクト?)

イグニスのオートエアコンの操作系はそのデザインは、ドングルスィッチが横一線に並ぶMINIをリスペクトしているのがバレバレですが、本家よりもそのロジックが分かり易く手探りでもすんなり操作可能で、好印象を抱きました。
(インテリア)

車高が高くて前後左右のガラス面が立ち気味にセットしてあるのでキャビンはコンパクトなボディの割りに窮屈感が無くてリラックスして座っていられます。
(ラゲージルーム)

標準のフロアカバーがセットしてあると深さもミニマムで奥行きもフィットと比較すると全く物足らないですが、フロアカバーを外して見ると深くて広大な収納スペースが現れ、使用している洗車道具、工具等のツール類は全て収納出来そうですね。
(レンタカーを借り出してドライブしました)

写真はアップしませんが、昼間はカミさんを連れ出して江ノ島へ生しらすと釜揚げしらすのハーフアンドハーフ丼、まぐろ丼を食べに行き、夜はお約束の城ヶ島往復を試乗コースとしました。
(レンタカーを返却して)

24時間のレンタルで232km走行し、ガソリンは2回で合計13.56L給油しましたので、燃費としては17.1km/Lとなりました。
(サブメーターアプリDashCommandでの燃費計測の結果)

サブメーターアプリDashCommandで燃費計測したところ、209.1km走行でガソリンを12.4L消費し、16.9km/Lの燃費値となりました。
(結論として)
とてもドライブして楽しいので、魅力的なイグニスですが、現在の我が家の場合、最寄り駅までの往復に私が使用しているママチャリを分解せずに積み込む事が必要なので、いくら掛けてあるカバーを外せば深く広大な収納スペースが有っても、その目的は果たせそうに無いので、次期車の候補からはとても残念ですが外さざる得ないです。
Posted at 2016/04/03 14:46:55 | |
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