2018/4/3 更新
PVレポートで、この記事がいつまでたってもアクセス数上位にランキングされているので、困ってる方が沢山いるんだな〜と勝手に想像しまして、裏技追加しておきます。
裏技というか、結構盲点なのですが、下に書いてある事色々やっても乗り心地が改善されない方、お金も殆どかからず作業も凄く簡単なので、まずは↓これをやってみて下さい
KURE556とか極力粘度が低い浸透潤滑剤(スプレータイプ)をご用意下さい、そのスプレーをスタビライザーを止めているスタビブッシュとスタビ本体の間に極力満遍なく浸透する様に注入してみて下さい、作業はなんとこれだけです。
実は、古い車ほどスタビブッシュが硬化しており、スタビ本体の動きを抑制しているケースが多いです。
スタビとブッシュの隙間にスプレーを浸透する様に注入するのが難しい場合は、ブッシュ丸ごと交換してみるのも良いかもしれません
その他、案外他のリンク部にも有効な場合もありますが、雨や埃で油が飛んでしまう事があると思いますので、定期的なメンテが必要です。
´ω`)ノ こんぬづわ
今回はすいません、画像無しです。
※自分ではやってませんが、過去の経験を元に能書きを綴ってみます。
※今回は、車高を下げた場合の乗り心地改善に関する基本的なポイントのみのご説明です。
※ここで記述した作業をご参考にされる方は自己責任でお願い致します。
前置き無しで、早速本題です。
まず、車高を下げるには車高調は必須ですが、『車高を下げても乗り心地をそのまま維持したいと』思っているなら
単純に車高調をレンチで回して車高を下げればOKという訳ではありません、
車高を下げると、見た目がスタイリッシュになる反面、足回りの稼動部が純正の規定値から外れてしまい、乗り心地は当然悪化してしまいます。
そこで、(大体20mm以上)車高を下げる際に基本ポイントです。
● ロアアームの付け根のボルトを緩める
基本的に、ボディとロアアームの付け根には、ブッシュと呼ばれるわっか状の硬質ゴムが入っています。
このブッシュによってボディとロアアーム接点の動きを良くしている訳ですが、ロアアームのボルトを締めた状態で車高を下げると、ブッシュが引っ張られた状態で車高が下がる事になり、ロアアームの動きが渋くなります。
単純に車高を下げた場合、最初は乗り心地が良いな~と思うのは、ロアアーム付け根のブッシュがスプリングの役割をしてしまい、乗り心地が良く感じます。
つまり、ボディの重みを(全部では無いですが)ブッシュで支えている状態になります。
ブッシュがある程度伸びきる(車高になじむ)と逆に今度は、路面からの突き上げ感を感じるようになります。
これは、ロアアームの動きが渋く、足が正常に稼動していない為におきる現象です。
手順としては、①車高を下げる②着地状態でロアアームのボルトを緩める③ボルトを締める
※②では絶対にボルトを抜いちゃダメですよ~
※ブッシュはロアアーム以外にもあるかもしれません(汗)
※ちゃんとしたショップで作業をして頂いてる方は、多分やってもらってると思います…
※ブッシュ調整後はアライメント調整が必要です。
ブッシュが伸びきっちゃうとあんまり関係無いかもしれないんですけどねぇ~最悪ブッシュが切れるなんて事も聞いた事あるんで、注意して下さい(;^ω^)
● 調整式スタビリンクに交換
これはもはや定番パーツなので、あまり説明の必要性は無いと思いますが一応…
車高を下げた場合、純正スタビリンクが引っ張り上げられてしまい、スタビライザーが正常に機能しなくなる為、コーナーでのロールが純正以上に起きてしまう現象を抑制する為のパーツです。
スタビリンクを調整式に交換し、スタビライザーを純正位置に戻しましょうというパーツです。
速やかな交換をオススメします。
また、どうもスタビライザー本体は、コーナーだけで機能している訳では無いようです、極端に言ってしまうと
強化スタビライザーに交換した場合、コーナーで曲がり辛くなります=直進安定性が上がる
強化スタビライザーは、コーナーでのアンダー傾向になる反面、高速道での直進安定性や横風からの影響も抑制してくれる働きがあるようです。
● ロールセンターアジャスター
更なる超低空飛行をお望みのあなたにオススメなパーツ
極低車高になると、ロアアームの稼動域を大きく外れてしまい、激しいバンプに襲われます。
要するに車が跳ねるって事ですが、ロアアームが常に万歳してる状態になってると、路面からのショックをストラットで吸収しきれなくなり、車が跳ねる現象が起きます。
そこで、このロールセンターアジャスターを付け、ロアアームを正常な位置まで戻してあげましょうというパーツです。
アルファード用でしたら、
moonfaceさんところの、玄武ブランドで、
RCジョイントというのがあります。
低車高になりますと、ドライブシャフトにストレスがかかり、ブーツがパックリなんて事はザラにあります、
そんなトラブルも回避してくれるパーツの一つでもあります。
超低空飛行したい方は、ここまで視野に入れたほうが良いかと思います。
● アライメント調整
車高を下げた場合、当然路面からの力の入力の向きが変わりますので、アライメント調整が必須となってきます。
FFアルファードに関しては、車高を下げるとリアはナチュラルキャンバーが付きます。
上記で記述した、ロアアームのブッシュ調整もアライメントが崩れますので、調整が必要とまります。
アライメント調整って一見乗り心地とは関係無いような気もしますが、入力の補正を行うだけでも愕然とした違いが出るようです。
ホイールの外径サイズを変更した、車高を下げた、メンバーブッシュを交換した、等々 アライメント調整は大事ですよね~
最後に、細かく言えばもっと乗り心地が良くなる方法は沢山あると思います(みなさん苦労されてますので)
以上、本業SEの自分が語ってみました。
あまりあてにしないで下さい(笑)