たまにはお仕事の写真でもあげましょうかね!
SW20 MR2 のテールランプが点いたり消えたりするとの事で、ランプを外して見ると!!
やっぱなぁ…
ギボシ端子の圧着不良やエレクトロタップ使用による接触不良!!

エレクトロタップや接触不良のギボシ圧着

エレクトロタップ意外の被覆割れ
大概の方が一般に販売されている圧着工具で、ギボシ端子を圧着するとこんな感じなっています。配線を皮剥きして銅線を出して圧着するわけです。
施工したばっかりは全然問題ない場合が多いのでみんな気にしてないですよね。
圧着がしっかりとされていないと、長期に渡る使用により銅線表面が酸化して被膜が出来て接触抵抗が発生します。
この接触抵抗が厄介で、テスターで同通を測ってみると問題なし、電圧を測ると12Vしっかり出てる!
しかし、接触抵抗により電流が流れにくくなるため、通電時間が長くなるとその部分が発熱する。
発熱が起こると更に抵抗値が上がる、そのまましていると最悪は配線が燃え出す!!
今回もテールランプなので乗ってる間ずっと電気が流れている訳でもないのに、ギボシキャップが茶色く焦げている部分もありました。
こんなことが起きる事を想定せずに、皆さん配線を加工していると思います。
ギボシ端子は専用工具を使いしっかりと圧着しておく必要があります。

この他、この車両も販売から30年以上だと思いますが、配線自体の腐食も見られました。
何もない所で、被覆を剥いても酸化した銅線が出てくる。
流石に配線全部の交換はできないので、ある程度の所を見計らって加工します。
それと、昔から言われてるエレクトロタップの接触不良!!
まぁ、配線がこのエレクトロタップとしっかり合っていて、更にロックがしっかりと掛かっていれば、まぁまぁ、良しとするかな?と思いますが、
断線ギリギリ状態だったりロックが外れたり、折れたりしていて接触不良が発生しておりました。

エレクトロタップはやめて、スリーブを使って圧着し直し全ての点灯を確認し、修理完了!!
トラックの配線などでも、圧着不良による接触不良が原因で車両火災寸前な物も何度も見た事があります。
弊社の積載車も中古車購入しましたが、サイドマーカーが次々壊れる!
当初は、製品が悪いのだろうと思っていましたが、やはり、元々の配線があちこちで擦れている。
すれた配線がアースに落ちて、これまたあちこちで配線が溶けている!!なんて状態。
車両を燃やす前に気づいて良かったなんて事も実際に目の当たりにしております。
と言うか、弊社では普段こうした作業は基本お受けしておりません。
今回は知り合いからのご依頼であった事、こうした事例による大事な車を燃やしてしまったりしない様にの注意喚起が目的です。
この様な場合には、仲良しの電装屋さんをご紹介します。
Posted at 2024/11/24 08:33:55 | |
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